クレディ・スイス、米顧客のオフショア口座運用部門を閉鎖へ

スイスの銀行大手クレディ・スイスは24日、
米国富裕層顧客のオフショア口座を運用し、
米証券取引委員会(SEC)の監督を受けている
プライベート・アドバイザーズ部門を閉鎖すると発表した。

プライベートバンキング関連コストを
削減する取り組みの一環としている。

クレディ・スイスのスポークスマンは
「顧客エクスペリエンスを改善すると同時に、
クレディ・スイスの業務を合理化・最適化する
戦略的決定だった」と述べた上で、「今回の決定は、
組織全体の効率向上の利点を強調した当行の
『フューチャーPB(プライベートバンキング)』
分析に基づいている」と説明した。

プライベート・アドバイザーズ部門は、
顧客アドバイザー10人がスイスから
米国人顧客の資産を運用している。

スポークスマンは同部門の運用資産額や閉鎖による
コスト削減目標額などは明らかにしなかった。