ユーロ圏崩壊に備えた為替取引システムを準備=ICAP

世界最大の金融仲介取引業者の英ICAPは28日、
一部の国がユーロ圏から離脱して旧通貨を再び採用した
事態を想定し、新たな通貨に対応できる
為替取引システムの準備を進めていることを明らかにした。

広報担当者によると、世界最大の為替取引プラットフォームである
同社のEBS(電子取引システム)について、ギリシャがユーロ圏から
離脱して旧通貨ドラクマを復活させた場合に対応できるかテストを行っている。

同担当者は、テストは複数の顧客が懸念を表明したのを受けて
ユーロ/ドラクマと米ドル/ドラクマという2つの通貨ペアの
取引について6カ月にわたり実施したが、これによって、
ドラクマ以外の通貨が複数加わった場合にも対応できると説明した。