中国は銀行・クレジットカード「銀聯カード」による
海外での現金の引き出しを年間10万元(1万5719ドル)に
制限する。
中国銀聯(ユニオンペイ)関係筋が
ロイターに明らかにした。
マネーロンダリング(資金洗浄)や
資本流出を抑制する狙いがある。
同筋によると、10月1日から
年末までは5万元を上限とする。
現在は1日当たりの引き出しのみが制限され、
上限は1万元となっている。
新たな規制は現金の引き出しが対象で、カードを
使った商品やサービスの購入は制限されないという。
中国では年間5万ドルを超える資金を個人が海外に
移すことは禁じられているが、海外でのカードによる
引き出しは事実上抜け穴となっていた。