2015-09-29 通貨安が輸出を後押し=IMF試算、日本は例外 国際通貨基金(IMF)は28日、一国の通貨が インフレ調整後に10%下落した場合、純輸出は 概ね1年以内に対経済生産比で平均1.5%増加する との試算を発表した。各国地域の輸出への影響としては、米国が打撃を受けるが、 ユーロ圏やブラジルには追い風になるとした。一方、例外として日本を挙げ、円相場が実質実効レートで 昨年9%近く下落しているにもかかわらず、金融危機以降の 海外移転の増加や東日本大震災の影響で、輸出は 拡大しないとしている。