通貨安が輸出を後押し=IMF試算、日本は例外

国際通貨基金IMF)は28日、一国の通貨が
インフレ調整後に10%下落した場合、純輸出は
概ね1年以内に対経済生産比で平均1.5%増加する
との試算を発表した。

各国地域の輸出への影響としては、米国が打撃を受けるが、
ユーロ圏やブラジルには追い風になるとした。

一方、例外として日本を挙げ、円相場が実質実効レートで
昨年9%近く下落しているにもかかわらず、金融危機以降の
海外移転の増加や東日本大震災の影響で、輸出は
拡大しないとしている。