欧州車、試験と路上走行でCO2排出量に40%の差=環境団体

欧州の環境団体トランスポート&エンバイロメント
(T&E)は28日、欧州メーカーの新車について、
路上走行で排出する二酸化炭素(CO2)が試験場の
データを平均で約40%上回っているとの調査結果を
明らかにした。

業界では、独フォルクスワーゲンVW)の排ガス規制逃れが
問題になっているが、報告書は規制逃れはVWだけではない
と指摘。

VW以外のメーカーが違法ソフトウエアを利用した
証拠はないが、試験場と路上走行の二酸化炭素
窒素酸化物のデータが大きく異なるため、追加調査が
必要だとしている。

調査によると、メルセデスBMWプジョーなど
欧州メーカーの一部の新車は、燃料使用量が
メーカーの主張より50%前後多い。

燃料使用量と二酸化炭素の発生量の間には関係があり、
燃料使用量が増えると二酸化炭素の排出量も増えるという。

T&Eは欧州委員会と緊密に連携して調査を進めている。