2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ギリシャ総選挙で与党快勝、チプラス氏が首相続投

ギリシャで20日に行われた議会(一院制、定数300)選挙は、 チプラス前首相率いる与党・急進左派連合(SYRIZA)が 145議席を獲得し、中道右派の最大野党・新民主主義党 (ND)に勝利した。SYRIZAの得票率は約35%。選挙前にSYRIZAと連立を組んでいた「独立ギ…

ECB、必要であれば行動する用意=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、 ECBは必要であれば行動する用意があるとの 決意を示すことが重要だ、との考えを示した。ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング紙との インタビューで述べた。また、量的緩和を含めECBの景気刺激策は、金融市場の …

材料出尽くしで目先は一進一退か

今週の為替相場は、米FOMCでのゼロ金利政策継続と なったことで、大きな材料が出尽くし、足元は一進一退の 推移が予想されます。米国の国内事情を優先すれば、ゼロ金利政策を 撤廃すると見ていましたが、予想は外れました。イエレンFRB議長は、予想外に ハト…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国や日本が政策金利を据え置いたことで、 今後はいつ、どの時点で米国はゼロ金利政策の 解除を、日本はどんな状態の時に追加緩和を 行うのかに関心が集まるものと思われます。このほか、今週発表される経済指…

英中銀、次は利上げでなく利下げか=アンディ・ハルデーン理事

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のチーフ・エコノミスト、 アンディ・ハルデーン理事は、中銀の次の動きについては 利上げではなく利下げになる可能性があると示唆した。新興国経済の低迷が世界全体の成長に 悪影響を与えているためだという。ハルデー…

ユーロ圏と米国、金融政策は異なる方向=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は18日、 ユーロ圏と米国の金融政策は異なる道を進んでいる と指摘した。会見で「何があっても、FRBの決定がどうであれ、 ユーロ圏と米国の金融政策の軌道は大きく異なっている」 と発言。また、世界の成長見通しは全般…

米利上げ、12月がラストチャンス=渡辺JBIC総裁

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は18日、 米連邦準備理事会(FRB)が今回見送った利上げについて12月が 「ラストチャンス」との見通しを示した。欧州難民問題については日本が資金面などの 協力を求められる公算が大きいと指摘した。渡辺総…

FOMC、世界経済懸念で利上げ見送り=年内実施の可能性は残す

米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開催した 米連邦公開市場委員会(FOMC)で、世界経済を めぐる懸念や金融市場の動揺、米国で低迷する インフレを理由に、金利据え置きを決めた。だが年内利上げの可能性は残した。イエレン議長は会見で、米経済はおそらく…

世界経済は緩やかに成長、物価基調は着実に改善=日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は17日、都内で開かれた 全国証券大会であいさつし、中国経済の 減速懸念などを背景に不透明感が強まっている 世界経済について、新興国が減速しているが 先進国は堅調とし、全体では緩やかな成長が 続いているとの認識を示した。総裁は世界…

ECB量的緩和は相対的に小型、必要なら拡大余地=コンスタンシオ副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、 現在実施している量的緩和(QE)について、 米連邦準備理事会(FRB)や日銀をはじめ主要中銀と 比べて小型のため、規模を拡大する余地があると述べた。また欧州経済の進展には米国や 中国経済が必要との見方…

S&P、日本のソブリン格付けを「A+/A─1」に引き下げ

格付け会社S&Pは、日本のソブリン格付けを 「AA─/A─1+」から「A+/A─1」に 引き下げると発表した。これに伴い、格付け見通しを 「ネガティブ」から「安定的」に変更した。S&Pでは引き下げの理由について、日本経済が ソブリンの信用力を支える効果が過去3…

先行きの輸出・生産を下方修正、軽自動車・スマホ部品響く=9月の日銀月報

日銀は16日に公表した9月の金融経済月報で、 先行きの輸出や生産の判断を引き下げた。軽自動車や電子部品・鉄鋼の減産で7〜9月の 鉱工業生産が4〜6月と比べ横ばい圏内に とどまる見通し。生鮮・エネルギーを除く新コアCPI(消費者物価指数)は 7月に前年比0.…

英国でEU残留支持が低下、国民投票の質問形式変更後=世論調査

15日発表された調査会社ICMの世論調査によると、 英国の欧州連合(EU)残留・離脱を問う国民投票で、 残留を支持する英国民の割合は、政府が国民投票の 質問形式の変更に応じた後に低下した。キャメロン英首相は、英国の加盟条件をEUと 再交渉した上で、2017…

ECB量的緩和、拡大・延長の可能性=オーストリア中銀総裁

オーストリア中央銀行のノボトニー総裁は国内紙の インタビューで、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和策に ついて拡大あるいは延長されるとの見通しを示した。プレッセ紙オンライン版によると、総裁はこれらの 選択肢が想定できるとしたが詳細には言及しなかっ…

緩和マネーは持続的成長支援せず、いずれリスクに=独連銀総裁

ドイツ連邦銀行のワイトマン総裁は、国内紙のインタビューで、 金融政策の緩和スタンスは持続的成長を支援することはなく、 いずれリスクが生じると述べ、欧州中央銀行(ECB)政策への 警戒感を示した。ECB理事でもある同総裁は南ドイツ新聞で 「緩和マネー…

原油次第で目標達成後ずれ、2%目指し政府とそごない=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は15日の金融政策決定会合後の会見で、 原油価格が日銀の想定から大幅に下振れているため、 2016年度前半としている2%の物価目標達成時期が 後ずれする可能性を事実上認めた。安倍晋三首相は物価に影響が大きい携帯電話料金の 引き下げを…

日銀が政策据え置き、海外・輸出・生産を下方修正、新興国減速で

日銀は15日の金融政策決定会合で、現行の量的・ 質的金融緩和(QQE)の継続を8対1の賛成多数で 決定した。景気の現状認識は「緩やかな回復を続けている」 との判断を維持したが、新興国経済の減速を背景に 海外経済と輸出・生産の判断を下方修正した。今回の…

中国など主要新興国めぐる懸念が増大=BIS報告書

国際決済銀行(BIS)は13日、投資家が 世界経済の見通しを再評価するなか、 中国を中心とする主要新興国への懸念が 増大しているとする報告書を公表した。BIS金融経済局のクラウディオ・ボリオ局長は 中国株の急落について、拡大する金融の不均衡に 対する反…

米利上げ実施なら材料出尽くし

今週の為替相場は、米FOMC動向を 睨んだ展開になりそうです。米FRBが、どのタイミングで超緩和策から 利上げに向けた舵を取るのかが注目されています。当初、米国景気の力強い動きや雇用統計が 回復軌道を明確にしたことで、9月の米FOMCでの 政策変更を見通…

中国経済一段の開放を、米財務長官が呼びかけ

米国のルー財務長官は11日、中国の汪洋・副首相と 電話会談を行い、中国経済の外国投資への開放に コミットしているとの姿勢を示すよう呼びかけた。米財務省当局者によるとルー長官は会談で、 「中国が海外からの投資に自国経済を一段と開放し、 ハイテクや…

今週の材料は?

今週も各国での経済指標の 発表が目白押しです。中でも16、17日に開催される 米FOMCが最大の注目を集めるもの と見られます。経済指標を見ている限り、FRBが 超緩和策を終えることは確実と 見られています。ただ、中国の株価下落をきっかけに、 世界の金融市…

金融政策だけで、世界の経済問題解決は不可能=ショイブレ独財務相

ドイツのショイブレ財務相は11日、金融政策だけでは 世界の経済問題を解決することは不可能だと延べ、 大規模な流動性は価格バブルにつながると主張した。ショイブレ財務相は欧州中央銀行(ECB)への 言及は避けたが、中銀による景気刺激策へ過度に 依存する…

中国減速で「内需強化」提言、個人消費拡大狙う=諮問会議

政府は11日夕、首相官邸で経済財政諮問会議 (議長:安倍晋三首相)を開いた。伊藤元重東大教授ら民間議員は、中国経済の減速を 念頭に、内需強化に向けた「民間需要構造強化プログラム」 を提言した。個人消費がけん引する成長を実現し、国内総生産 (GDP)…

軽減措置、消費税率引き上げと同時実施にこだわらず=麻生財務相

麻生太郎財務相は11日の閣議後の記者会見で、 消費税率を10%に引き上げる際の軽減措置の 導入時期について、引き上げ時との同時に こだわらないとの認識を示した。軽減措置導入時期について麻生財務相は、 合意されているのは「10%時であって、 10%導入時…

米連邦債務、10月下旬まで引き続き法定上限超えず=財務長官

ルー米財務長官は10日、連邦債務について少なくとも 10月下旬まで法定上限を超えることはないとの見通しを 改めて示した。議会指導部に宛てた書簡で「連邦債務の上限突破を 回避するための臨時措置は10月下旬まで使い果たされる ことはなく、その後も短期間…

米シティ、中銀の取引情報を顧客に見せる=元外為トレーダー

米金融大手シティグループの元外国為替トレーダーは10日、 ロンドンの裁判所で証言し、シティが中央銀行との トレーディングに関する詳細情報を別の顧客に見せたほか、 シティの外国為替注文の詳細を電子チャットルームで 顧客に送っていたと明らかにした。…

英中銀が金利据え置き、マカファーティー委員は利上げ主張

イングランド銀行(英中央銀行)は10日、市場の予想通り、 政策金利を0.50%に据え置き、資産買い入れ枠も 3750億ポンドに据え置いた。中銀が公表した金融政策委員会の議事要旨によると、 委員会は8対1で政策金利の据え置きを決定した。マカファーティー委員…

ECB景気底上げへ決意、各国も改革必要=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は10日、 ECBの景気底上げに向けた決意を示す一方、各国政府も 景気支援に向け改革を実施する必要があるとの考えを示した。同専務理事はオランダで行った記者会見で、 「ECB理事会は中期的なインフレ見通しに対する リ…

金融政策は種々の影響考慮し検討、付利下げ検討せず=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は10日午前の参院財政金融委員会に出席し、 先行きの金融政策運営について、様々な影響を考慮して十分に 検討していきたいと語った。また、当座預金の超過準備に付している金利 (付利、現行0.1%)について、引き下げや 撤廃は検討してい…

ユンケル欧州委員長、ユーロ圏の「財務省」設置を提案

欧州連合(EU)の欧州委員会のユンケル委員長は9日、 ユーロ圏全域にまたがる預金保護制度を導入するとともに、 ユーロ圏に「財務省」を設けることが必要だとの見解を示した。ユンケル委員長は、欧州議会での一般教書演説で 「われわれは経済・通貨同盟の深…