ECB景気底上げへ決意、各国も改革必要=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は10日、
ECBの景気底上げに向けた決意を示す一方、各国政府も
景気支援に向け改革を実施する必要があるとの考えを示した。

同専務理事はオランダで行った記者会見で、
「ECB理事会は中期的なインフレ見通しに対する
リスクを注視していく」とし、「理事会はこれまでも
行動を起こす意思と能力があることを強調してきた。
資産買い入れ策には規模、構成、実施期間の調整に向け、
十分な柔軟性を持たせてある」と述べた。

その上で、「金融政策が完全に効果を発揮するには、
ユーロ圏の見通しに対するマイナス心理の払拭、
及び投資拡大につながる政策による支援が必要に
なる」とし、各国政府も経済改革を実施する必要が
あるとの考えを示した。