米連邦債務、10月下旬まで引き続き法定上限超えず=財務長官

ルー米財務長官は10日、連邦債務について少なくとも
10月下旬まで法定上限を超えることはないとの見通しを
改めて示した。

議会指導部に宛てた書簡で「連邦債務の上限突破を
回避するための臨時措置は10月下旬まで使い果たされる
ことはなく、その後も短期間維持できる見通しだ
ということを7月29日に書簡で伝えた。最善かつ
最新の情報に基づき、われわれはその見解を
維持している」とした。

その上で、金融市場や企業・消費者信頼感、米国の
信用格付けに不必要なリスクをもたらす事態を
回避するため、可能な限り早期に債務上限を
引き上げるよう、議会指導部に促した。

長官はまた、財務省の現金残高が税収によって
9月中旬に一時的に目標の1500億ドルに達する
可能性があると明らかにした。