ノルウェー中銀が予想外の利下げ、景気低迷で追加利下げ示唆
ノルウェー中央銀行は24日、政策金利を
0.25%ポイント引き下げ、過去最低の
0.75%とした。
景気低迷と原油安が背景。
利下げは過去4カ月間で2度目。
中銀は経済見通しの悪化を
理由に緩和バイアスを強めた。
オルセン総裁は声明で「ノルウェー経済の見通しは
現時点で、今後1年間に主要政策金利が一段と
低下する可能性を示している」と述べた。
中銀は、夏場の原油価格下落を背景に経済の低成長が
以前予想していたよりも長期間続くとの見通しを示した。
オルセン総裁はロイターに対して、向こう12カ月に
利下げする確率は50%よりも高いとし、回数は
おそらく1回との見方を示した。
さらに、この秋に利下げする
確率は25%程度だと付け加えた。
総裁は「理事会ではゼロ金利について
検討していない」と述べた。