2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ圏諸国間の構造的相違、通貨同盟の存続脅かす=ドラギECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、 ユーロ圏加盟国間に構造的に大きな相違が あることに触れ、通貨同盟のほころびに つながる可能性を警告した。学術経験者や中銀関係者らを前にした講演で述べた。ユーロ圏では、財政均衡を目指すドイツと、 経済改革…

英中銀、英国のEU離脱に備えリスク調査に着手

イングランド銀行(英中央銀行)は、英国が欧州連合(EU)から 離脱した場合に備え、経済に及ぼすリスクの調査を実施することを 認めた。英中銀は当初、調査を秘密裏に進める計画だったようだが、 調査に関する電子メールを英紙ガーディアンに誤送信、 表沙…

ドル、底堅い動きを継続か

今週の為替相場は、ドルが 底堅い動きを継続するか。6月の米国の利上げは、FOMC議事録で、 先伸ばしされた、との見方が強まっています。利上げを背景にしたドルの堅調さは 想定しにくくなりましたが、株価の 堅調な動きを背景にドルも底堅い 動きを続ける可…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。大きな材料が出尽くした後だけに、 経済指標で大きく市場が揺れることは 考えにくいと思います。むしろ、ギリシャ問題の 行方が気掛かりです。この動き次第では、市場が 大きく振れる可能性が強いと考えます。米…

イエレン米FRB議長、年内利上げ強く示唆=景気先行きに自信

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は22日、 米経済は第1・四半期の減速から持ち直すともに、 国内外の向かい風も収まり始める見通しだとして、 FRBは年内に利上げするとの見方を従来以上に 明確に示した。議長はこの日、米ロードアイランド州 プロビデン…

EU改革で英国民に「正しい選択肢」を提供=キャメロン英首相

英国のキャメロン首相は22日、欧州連合(EU)の 改革交渉は「一筋縄ではいかない」との見通しを 示したが、同時に、改革後のEUについて英国民に 正しい選択をしてもらうため、約束通り2017年末までに 住民投票を実施する決意であることを表明した。同首相は…

人民元、IMF通貨バスケット採用には交換性確立が必要=ワイトマン独連銀総裁

ドイツ連銀のワイトマン総裁は、人民元が国際通貨基金 (IMF)の特別引き出し権(SDR)の通貨バスケットに 採用されるには、元の交換性が確立されることが必要との 見方を示した。SDRは現在、米ドル、ユーロ、 英ポンドと円で構成されている。ワイトマン総裁…

ギリシャとの交渉、IMFの関与不可欠=独財務省

ドイツ財務省のイェーガー報道官は22日、ギリシャの 改革をめぐる協議において国際通貨基金(IMF)の関与は 不可欠との考えを示した。ベルリンで開催した定例会見での発言。独ビルト紙はこの日、欧州委員会がギリシャの 債務問題に関する特別サミットをIMF抜…

独首相、ギリシャに金融支援合意に向け債権団との取り組み要求

ドイツのメルケル首相は22日、ギリシャは金融支援合意に 向け債権団と集中的に取り組む必要があり、多くの努力が 求められている、との考えを示した。メルケル首相とフランスのオランド大統領は 21日深夜、ラトビアの首都リガで開かれている 欧州連合(EU)…

独仏首脳、ギリシャに現行支援プログラムの遂行求める

ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は 21日深夜、ラトビアの首都リガで開かれている欧州連合 (EU)首脳会議の合間にギリシャのチプラス首相と 2時間強にわたって会談し、現行の支援プログラムを 遂行するよう求めた。ドイツとフランスの当局者…

ギリシャ支援合意、性急にすべきでない=ラガルドIMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は22日、 ギリシャ支援協議の合意には引き続き多くの課題が 残されているとした上で、性急に合意にこぎ着ける べきではないとの見解を示した。ラガルド専務理事は当地のイベントで講演し、 「多くの課題が残っているこ…

ドラギECB総裁、「成長低迷脱却へ改革断行を」、QEで停滞に危機感

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は22日、失業率の 高止まりと低水準の投資に直面する中、改革を 断行しなければ将来的に成長率が低迷するとして、 ユーロ圏各国政府にあらためて改革を実施するよう 求めた。総裁は中銀関係者らが出席するECB主催の会合で 「…

一段の追加緩和や現実的な中期財政計画が必要=IMF対日審査

国際通貨基金(IMF)は22日に発表した対日経済審査の 報告書で、アベノミクスの3本の矢それぞれの強化を提言した。日銀に対してはさらなる追加緩和を求めるとともに、 現実的な前提に基づいた信頼に足る中期財政計画の 重要性を強調した。金融政策をめぐって…

経済・物価想定通り、追加緩和必要ない=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は22日の金融政策決定会合後の 記者会見で、会合では個人消費の改善などを背景に 景気判断を「若干前進させた」と説明。経済や物価は想定通りに推移しているとして 「現時点で追加緩和が必要とは考えていない」 と明言した。会合では景気…

日銀、金融政策維持を決定=景気判断を小幅上方修正

日銀は21〜22日の金融政策決定会合で、現行の量的・ 質的金融緩和(QQE)の継続を賛成多数で決めた。景気判断は個人消費や住宅投資の改善などを背景に 「緩やかな回復を続けている」とし、小幅上方修正した。景気判断はこれまで「緩やかな回復基調を続けてい…

企業統治指針、政策保有株について企業と議論下地に=佐藤全銀協会長

全国銀行協会の佐藤康博会長(みずほフィナンシャル グループ 社長)は21日の定例会見で、コーポレート ガバナンス・コード(企業統治指針)の導入について、 政策保有株をめぐり銀行と企業が共通の関心事で 議論する下地になるとの認識を示した。佐藤会長は…

日中財務対話を6月6日に開催、AIIBも議論の可能性

財務省は21日、麻生太郎財務相と中国の楼継偉財政部長が 6月6日に北京で日中財務対話を開催すると発表した。両国の省幹部も参加をした上で、意見交換を行う。同対話は過去4回開かれており、 今回は3年2カ月ぶりの開催となる。財務省筋によると、中国が主導す…

米当局、外為不正操作めぐり6金融機関に約60億ドルの罰金

米司法省や米連邦準備理事会(FRB)などの当局は20日、 外国為替相場の不正操作問題をめぐり、欧米の金融機関 6社に対し約60億ドルの罰金を科した。各社のトレーダーらは、チャットルームを 通じて取引情報を共有。自らに有利なように為替相場を誘導し、 顧…

米FOMC、6月利上げは時期尚早=議事要旨

米連邦準備理事会(FRB)は20日、4月28〜29日分の 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。多くの参加者が6月の利上げは 時期尚早と考えていたことが分かった。大半の参加者が、米経済は第1・四半期の減速の後に 緩やかに拡大し、労働市場も改善す…

EUの過剰規制、世界経済から取り残されるリスク=オズボーン英財務相

オズボーン英財務相は20日、欧州連合(EU)は 過剰な規制によって世界経済から取り残される リスクを冒していると述べ、EUからの離脱を めぐる国民投票を前に改革を求める考えを示した。同相は英国産業連盟が主催した夕食会で、 「大陸(EU)はルールや規制…

ECB、講演の解禁原稿の提供停止=クーレ理事発言への批判受け

欧州中央銀行(ECB)は20日、講演の解禁原稿を 報道機関に事前提供することを停止すると明らかにした。クーレ専務理事は18日、ヘッジファンドなど 業界関係者を前にした夕食会での講演で、 夏季は流動性が低下するとして、資産買い入れ ペースを5〜6月に加速…

スイスの金融大手UBSは20日、LIBOR (ロンドン銀行間取引金利)の不正操作問題で 刑事責任を認め、米当局にLIBOR問題と 為替不正操作問題で罰金計5億4500万ドルを 払うことで合意したと明らかにした。罰金は予想されていた額より大幅に低く、 UBSは業績への…

債権団と合意なければ5日のIMF返済できず=ギリシャ議会幹部

ギリシャ与党の議会幹部は、国際通貨基金(IMF)への 6月5日の債務返済について、それまでに債権団と 合意できなければ支払いは不可能との見解を示した。ノコス・フィリス議員はテレビ放送で「交渉は重大局面を 迎えている。6月5日までに合意がなければ、現…

ギリシャ協議、数週間内に合意に達する必要=モスコビシ欧州委員

モスコビシ欧州委員(経済・財務担当)は20日、 ギリシャと債権団の協議はこれまでに大きく 進展したとした上で、労働、年金問題を めぐっては依然として大きな隔たりがある と述べた。また、向こう数週間で合意に達するよう、交渉を 加速させる必要があると…

米TPA法案の為替報復条項、大統領に拒否権行使進言=ルー財務長官

ルー米財務長官は、為替操作国に報復措置を発動する 条項を盛り込んだ通商法案に対し、拒否権を行使するよう オバマ大統領に提案すると明らかにした。長官は上院議員に宛てた書簡で、環太平洋経済連携協定 (TPP)妥結に不可欠とされる貿易促進権限(TPA、 …

ギリシャ債務協議、一定の進展=ラガルドIMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は19日、 ギリシャ債務協議で「一定の」進展がみられるとしつつも、 国際社会に対する説明責任を果たすことに配慮する必要が あるとの見解を示した。ラガルド専務理事は会合で「ギリシャ当局者と 絶え間なく協議を続け…

ギリシャ問題、EU首脳会議での合意ない=デイセルブルム財務相会合議長

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長 (オランダ財務相)は19日、ギリシャ支援協議について、 今週ラトビアのリガで開催される欧州連合(EU)首脳会議で 合意に達する公算は小さいとの見方を示した。オランダの放送局RTLとのインタビ…

インフレ目標達成へ必要なら追加措置の用意=ノワイエ仏総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである フランス中央銀行のノワイエ総裁は、量的緩和策が インフレ期待にプラスの効果を及ぼしていることを 最近の指標は示しているとし、中銀は必要なら 追加措置をとる用意があると述べた。総裁は会見で「インフレ率を2…

買入を5・6月に小幅拡大、国債市場の調整ペース懸念=クーレECB理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は最近の 国債相場の下落について正常な修正との見方を 示す一方、市場は「非常に変動が大きくなっている」 として調整ペースの速さに懸念を表明した。18日に行った講演の内容が19日に公表された。専務理事は「最近の独…

物価上昇率の鈍化、消費低迷と原油安が背景=岩田日銀副総裁

岩田規久男日銀副総裁は19日、参院財政金融委員会で 昨年5月以降の消費者物価の鈍化について、 消費税率引き上げに伴う消費の低迷と原油価格の 急落を背景に指摘した。磯崎哲史委員(民主)の質問に答えた。岩田副総裁は、2013年4月の量的・質的金融 (QQE)…