独仏首脳、ギリシャに現行支援プログラムの遂行求める

ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領は
21日深夜、ラトビアの首都リガで開かれている欧州連合
EU)首脳会議の合間にギリシャのチプラス首相と
2時間強にわたって会談し、現行の支援プログラムを
遂行するよう求めた。

ドイツとフランスの当局者は22日、ほぼ同じ内容の
声明を発表し、「協議の焦点は、現行プログラムで
合意に至ろうとする意思だ。彼ら(首脳)は
ギリシャ当局が(債権者である)3機関との作業を
継続する必要性で合意した」と説明した。

ギリシャ当局者は会談が「和やかで
建設的」なものだったと指摘。

その上で、チプラス首相が「危機脱却につながる
長期的な合意について説明した」ことを受け、
独仏首脳が同首相に対し、債務危機の長期的な
解決に向けて協議を進展させるために個人的な
支援を申し出たと明らかにした。

独仏側の声明はこうした長期的な
見通しには言及していない。

ギリシャ政府当局者はまた、3首脳による協議を受け、
債権者団との合意が近付いたとの認識を示した。