英中銀、英国のEU離脱に備えリスク調査に着手

イングランド銀行(英中央銀行)は、英国が欧州連合EU)から
離脱した場合に備え、経済に及ぼすリスクの調査を実施することを
認めた。

英中銀は当初、調査を秘密裏に進める計画だったようだが、
調査に関する電子メールを英紙ガーディアンに誤送信、
表沙汰になっていた。

キャメロン首相はEUとの関係を見直すと約束しており、
2017年末までに、EU残留か離脱かの是非を問う国民投票
実施する方針。

英中銀は22日夜にウェブサイトに声明を掲載し、
調査を行う方針を確認した。

中銀は「政府の政策に関する調査を実施することを
意外に思うべきではない」と強調。

「(EUとの関係についての)再交渉や国民投票においては、
様々な経済、金融上の問題が発生する。その責務に関連した
問題を精査することは中銀の責任の1つだ」と説明した。

調査の詳細については、「適切な時期」に公表するとしている。