英保守党議員、外為不正操作で英中銀への再調査要求

英保守党のジェシー・ノーマン議員は25日に
フィナンシャル・タイムズ(FT)紙(電子版)に
掲載された意見記事の中で、外為不正操作問題に
おけるイングランド銀行(英中央銀行BOE)の
役割について新たな報告書をまとめるよう求めた。

同議員はBOEが委託した2014年の調査をめぐり、
BOE当局者がスキャンダルについて何を
知っていなければならなかったかに焦点を
当てるべきだったと指摘。調査報告書の内容は
不十分だと非難した。

アントニー・グラビナー弁護士が執筆した
2014年の報告書は、BOEのチーフ為替ディーラーが
市場における不正の疑いについて、上司と懸念を
共有できていなかったと指摘。

このディーラーは、BOEによると、
これとは別の理由で解雇された。

米司法省や米連邦準備理事会(FRB)などの
当局は先週、外国為替相場の不正操作問題をめぐり、
欧米の金融機関6社に対し約60億ドルの罰金を科した。