中国の市場アクセス、多国籍企業の懸念強まる=米国商工会議所

在中国米国商工会議所は22日、中国の市場アクセスに
関する障壁や同国景気の減速を理由に、多国籍企業
中国投資を削減する計画だと明らかにした。

同会議所は中国の事業環境に関する年次報告のなかで、
市場アクセスと景気の減速については懸念がこれまでより
強まっていると指摘。

グレッグ・ギリガン会長は記者団に対し、
市場アクセスの問題が投資減少の主要な
理由の一つだと述べた。

報告書はまた、「国有企業は一部の部門で
ここ数年の間に支配力を強めており、
在中国米国商工会議所の会員企業の多くは
国有企業に対する政府の支援が最も
ネガティブな産業政策だとの見方を
示している」とした。

報告書によると、会員企業の40%が
中国でマスコミの標的にされたと感じている。

このほか、中国の法制度に基づいて権益を
守った場合の報復を会員企業が恐れていることが
明らかになった。