スウェーデン財務相、日本のようなデフレに陥る可能性を否定

スウェーデンのボリ財務相は23日、デフレのリスクを
真剣に受け止める必要があるとの認識を表しながらも、
日本のように長引くデフレに陥る可能性については
否定的な見方を示した。

ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏は先に、
スウェーデンが日本のような「デフレのわな」に陥る恐れが
あると指摘。

この発言に関し、ボリ財務相は記者団に対し、
「停滞する日本と比べることが正しいとは
思わない」とし、スウェーデンの経済成長率は
他の先進国に比べて高いと強調した。

「われわれは低インフレの環境にあり、為替レートは
比較的強く、今後も恐らくさらに通貨高となるだろう。
これは生産性や賃金の緩やかな上昇を考慮すると、
適度に良い展開だと言える」との見方を示した。