2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

独連銀総裁が姿勢転換、ECBの量的緩和実施に現実味

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は必要があれば 量的緩和策を支持する用意があることを示し、 ECBのあらゆる動きに反対してきた姿勢を 転換した。2012年のユーロ圏危機のさなか、バイトマン総裁は ただ一人、ECBの国債買い入れプ…

ECB、ユーロ高続けば行動不可避=メルシュ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は17日、 ユーロ相場の上昇が継続すれば、ECBの対応は 「不可避」になると述べた。ドラギECB総裁は前週末、ユーロ高が進めば、 追加的な金融緩和が必要となる可能性があると表明。メルシュ専務理事は記者団に対し、「…

消費増税の影響は短期で収束、7〜9月にリバウンド=日銀大阪支店長

日銀の櫛田誠希・大阪支店長(理事)は17日、 本店で開かれた支店長会議の終了後に会見し、 4月の消費税率引き上げ後の近畿経済について、 企業からのヒアリングを基に、駆け込み需要の 反動減の影響は短期で収束する見通しと語った。櫛田支店長は足元の近畿…

輸出伸びない背景に海外企業の競争力向上=日銀地域経済報告

日銀は17日公表した地域経済報告(さくらリポート)で、 製造業の生産・輸出動向について分析した。円安が進んでも輸出の伸びが鈍い背景として、 新興国経済の減速や海外生産シフトに加え、 海外企業の競争力向上など構造的な問題も 指摘している。日銀は現…

駆け込みの反動あるが景気は緩やかな回復続ける=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は17日、都内本店で開かれた 支店長会議であいさつし、日本経済は2%の 物価目標実現に向けた道筋を順調に たどっていると述べた。景気の先行きは消費税引き上げによる 駆け込み需要の反動の影響を受けつつも、 基調的には緩やかな回復を…

月例報告「下方修正」、日銀追加緩和へ布石の思惑否定

政府が4月の月例経済報告で基調判断を下方修正し、 波紋を呼んでいる。追加緩和への布石ではないかとの思惑が 市場で浮上したが、複数の政府高官は 「政府と日銀の景気認識に差はない」と強調し、 市場観測に対しては「そのようなことはない」 と否定してい…

カナダ中銀が政策金利を1%に据え置き、インフレの弱さ懸念

カナダ銀行(中央銀行)は16日、政策金利である 翌日物金利を予想通り1%に据え置いた。総合インフレ率は従来の予想より速いペースで 加速する見通しだが、一時的な要因によるところが 大きいとの考えを示し、引き続き弱いインフレに 対する懸念を示した。中…

米金利、景気回復進むにつれ上昇する必要=イエレンFRB議長

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は16日、 FRBが掲げるインフレ目標に下方リスクが存在すると しつつも、景気の回復と共にフェデラルファンド (FF)金利は上昇する必要があるとの見解を示した。イエレン議長はエコノミック・クラブで行った 講演後の質…

ユーロ高に関する関係閣僚の協議実施を期待=仏経済相

フランスのモントブール経済相は、仏レゼコー紙が ウェブサイト上に16日掲載したインタビューで、 ユーロ高と金融政策について協議するユーロ圏の 閣僚会合が近く実施されることを期待すると述べた。欧州中央銀行(ECB)に対しては、ユーロの上昇を 抑制する…

欧州委、対ロ制裁強化で受ける経済的影響をEU加盟国に説明

欧州委員会は16日、欧州連合(EU)加盟国に対し、 ウクライナ問題をめぐる対ロシア制裁強化が 加盟国経済に及ぼす潜在的影響について、文書を配布した。文書の内容はエネルギー、財政、貿易などの カテゴリーに分類され、制裁が強化された場合、 ロシアと加…

FRB、目標達成の1年以内まで低金利維持と明示を=ボストン連銀総裁

米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は15日、 連邦準備理事会(FRB)の雇用とインフレ率目標の 達成が1年以内となるまで現在の事実上のゼロ金利を 維持すると、FRBは明確にすべきとの見解を示した。ローゼングレン総裁は講演原稿で「フォワードガイダン…

米FRB、短期金融市場に残るリスクへ追加対応検討=イエレン議長

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は15日、 短期金融市場に残る金融安定へのリスクに 対処するため、FRBとして追加措置を 講じることを検討していると明らかにした。アトランタ地区連銀で開催の 金融市場に関する会議でビデオ講演した。経済や金融政策に…

米公定歩合、3地区連銀が前回に続き引き上げ要求=3月の議事要旨

米連邦準備理事会(FRB)が15日公表した 3月の公定歩合会合の議事要旨から、9地区が 公定歩合を据え置き、3地区が小幅引き上げを 求めていたことが分かった。この構図は1月の会合と同じ結果で、金融当局者の 大半が現行の緩和的な金融政策スタンスに 満足し…

米財務省為替報告、中国人民元は「著しく過小評価」と指摘

米財務省は15日、半期に一度の主要貿易相手国の 為替政策に関する報告書(為替政策報告書)を公表した。今回も中国を為替操作国と認定することは見送ったが、 人民元はなお「著しく過小評価」されているとし、 今後の相場動向を注視する姿勢を示した。また、…

過度なユーロ高、成長を阻害=仏新財務相

フランスのサパン新財務相は15日、 過度なユーロ高は成長を阻害するとの考えを示した。同財務相は議会で「金融政策は欧州の 経済成長を底上げする必要がある」と指摘。「ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が述べた通り、 ユーロが過度に高い水準にあることは、…

首相と会談した日銀総裁、2%からずれたら「政策調整」と言明

黒田東彦日銀総裁は15日、官邸で安倍晋三首相と会談し、 日銀が掲げる2%の物価安定目標について、達成への道筋を 着実にたどっていると説明する一方、道筋から外れる場合は 躊躇なく政策調整すると伝えたことを明らかにした。 会談後、官邸で記者団に語った…

ヘッジファンドは金融危機の混乱の震源=米SF連銀リポート

米サンフランシスコ(SF)地区連銀は14日、 2007〜2009年の金融危機時に市場を混乱させた 最大の要因は銀行ではなくヘッジファンドだった 可能性を指摘する分析リポートを発表した。リポートを執筆したゲーテ大学のライント・ グロップ教授は、ヘッジファン…

米消費者、労働市場に一段と楽観的に=NY連銀月間調査

米ニューヨーク連銀が14日公表した 3月の消費者調査報告から、若い世代を 中心に労働市場に対する楽観的な見方が 高まっていることが明らかとなった。調査によると、失業した場合、新しい職が 見つかる確率は平均で48.95%との回答が 示された。2月の46.1%…

欧州がデフレスパイラルに陥る兆候見られない=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は14日、欧州が デフレスパイラルに陥る兆候はまったく 見られないとの見解を示した。 ラジオ局DLFとのインタビューで語った。同相はまた、前週末の国際通貨基金(IMF)/ 世界銀行春季総会で、欧州中央銀行(ECB)の ドラギ総裁が…

ウクライナ東部の緊迫化、ロシア関与の可能性=独政府当局者

独外務省の報道官は14日、ウクライナ東部で 緊迫化している情勢について、ロシアが 関与している可能性があるとの見方を示した。同報道官は「東部で発生している衝突にロシアが 関与していることを示す多くの情報源がある」と語った。別の政府当局者は、14日…

中国銀行監督当局、信託会社の規制を強化=関係筋

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が 信託会社の規制強化に関する指針を 公表したことが、事情に詳しい関係筋の 話で明らかになった。シャドーバンキング(影の銀行)の代表格である 信託会社に起因するシステミックリスクの抑制を 狙ったとみられる。銀監…

ECB資産買い入れの尺度は量ではなく価格=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は、 ECBによる資産買い入れの尺度は量ではなく 価格になるとの見解を示した。国際通貨基金(IMF)主催のセミナーで 同専務理事は「資産買い入れは必要ならば 利用する用意があるツールだ。追加緩和の 可能性は排除して…

金融の安定をFRBの政策目標とすべき=スタイン理事

米連邦準備理事会(FRB)のスタイン理事は、 金融の安定をFRBの目標とすべきとの見解を 改めて表明した。来月退任する予定の同理事は、国際通貨基金 (IMF)のフォーラムで、金融の安定目標を 金融政策に組み込むことが「原則的に」 必要だと指摘。政策運営…

新興国の発言権を拡大するIMF改革が暗礁に=G20筋

20カ国・地域(G20)関係筋は13日、新興国の 発言権を拡大する国際通貨基金(IMF)改革が 暗礁に乗り上げたことを明らかにした。ワシントンで開かれたG20財務相・ 中央銀行総裁会議は11日、米国に対し IMF改革案を年末までに批准するよう求め、 批准できなか…

中国財政次官、IMFが指摘したハードランディングリスクを一蹴

中国の朱光耀財政次官は、中国にはハードランディングの リスクがあるとの国際通貨基金(IMF)の警告を一蹴。政府は金融リスクに対する対応を とっているとの見解を示した。同次官は一部の西側記者団に対し、IMFとは 緊密に調整しているが全てにおいて 同意…

資産買い入れ実施なら対象はABSに限定せず=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は12日、 デフレ対策として資産買い入れなどの 非伝統的手段を導入することになれば、 市場規模の小さい資産担保証券(ABS)だけが 買い入れの対象になることはないとの見方を示した。ECBが資産買い入れを通じて経済にマネー…

ドル下値余地を意識も

今週の為替相場は、ドルが 下値余地を意識する動きが 予想されます。大きな材料は見当たらないのですが、 日本が政策金利を据え置いたことで、 日米の金利差がさらに広がると 見ていた向きには意外感が出ています。米国は超緩和策の縮小、日本は 追加緩和に…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。経済指標を見極める動きは強いものの、 経済指標が材料になりにくい動きも 見られています。米国では 【14日】 3月の小売売上高(予想前月比0.8%増、前回0.3%増) 3月の小売売上高除く自動車(予想前月比0.4%…

物価目標達成に支障きたせば「躊躇なく政策調整」=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は11日、20カ国・地域 (G20)財務相・中央銀行総裁会議閉幕後に 麻生太郎財務相とともに共同会見に臨み、 日本経済は2%の物価目標への道筋を順調に たどっているが「まだ道半ば」と述べ、 目標達成に支障をきたすようなことがあれば、 …

ユーロ圏のデフレリスク、非常に低い=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は11日、ユーロ圏経済は 今後上向き、インフレ率は徐々に上昇するとし、 ユーロ圏が広範なデフレに陥るリスクは 「非常に低い」との考えを示した。また、低インフレ状況が長引き、ECBが 非標準的な…