2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ圏、成長支援・ディスインフレ進行回避へ追加策を=米財務長官

米国のルー財務長官は11日、ユーロ圏のインフレ率が 継続的に目標水準を下回り、需要が弱含んでいることに 懸念を表明した。経済成長を支え、ディスインフレの進行を 回避する追加策が必要との認識を示した。国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季総会に 際して…

G20はIMF改革遅延に「深く失望」、ウクライナめぐるリスクを注視

ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20) 財務相・中央銀行総裁会議は11日、米国に対し 国際通貨基金(IMF)改革案を年末までに 批准するよう求め、批准できなかった場合は 米国抜きでIMF改革を進めるとする共同声明を 採択して閉幕した。今回のG20会議では…

ECB、6月理事会で低インフレ対策決定も=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・ オーストリア中銀総裁は11日、ECBは低インフレに どのように対応するか、より多くのデータが揃う 6月初旬の理事会で決定する可能性がある との見方を示した。同総裁は「6月には年末までの新たな見通しが 出…

ECBの一段の緩和策、ユーロ上昇すれば必要性高まる=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は11日、 ユーロ相場がさらに上昇すれば、ECBが一段の 緩和策を実施する必要性が高まるとの考えを示した。同専務理事はブルームバーグテレビに対し、ECBは 為替相場を政策目標としていないと強調しながらも、 物価動向に…

G7サミット、6月4日からブリュッセルで開催=EU

主要7カ国(G7)は、ロシアを除いた 首脳会議(サミット)を6月4〜5日、 ブリュッセルで開催する。 欧州連合(EU)が11日明らかにした。

政府がエネルギー基本計画を閣議決定、原発再稼動方針明記

政府は11日、原子力発電所の再稼動を 進める方針などを明記した「エネルギー 基本計画」を閣議決定した。原発依存度を「可能な限り低減させる」 としながらも、原発は「重要なベースロード電源」 と位置づけ、3年前の原発事故以前と同様に 活用していく姿勢…

輸出の先行きに弱さ残る可能性、増税後の反動減も注視=3月の日銀議事要旨

日銀が11日公表した議事要旨によると、 3月10〜11日の金融政策決定会合では、 何人かの委員が輸出の先行きについて、 製造業の海外生産シフトなど構造要因を背景に 「弱さが残る可能性がある」と指摘していたことが 明らかになった。4月の消費税率引き上げに…

米債券ディーラー、3月FOMC受け早期利上げを予想=NY連銀調査

米国の債券ディーラーが前月の米連邦公開市場委員会 (FOMC)を受け、早期利上げを予想し始めていたことが、 ニューヨーク連銀が10日に公表した調査結果で明らかになった。調査では、3月18〜19日のFOMCの前と 後の利上げ見通しについてディーラーに質問。そ…

スコットランド独立なら、英国のトリプルA復帰は先延ばし=フィッチ

格付け会社フィッチは10日、英国北部スコットランドで 9月に独立の是非を問う住民投票が実施されることに関し、 独立が決まった場合は、英国がトリプルAの格付けを 取り戻すのにさらに時間を要することになると指摘した。スコットランドが英国から独立すれば…

英中銀、政策金利を過去最低の0.5%に据え置き

イングランド銀行(英中銀)は10日、 政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。資産買い入れ枠も3750億ポンド (6280億ドル)に据え置いた。カーニー中銀総裁は2月、雇用や所得、 支出の伸びが継続するまで金融政策の 引き締めは見送る可能性を示しており、 …

ECBの資産買入には責務・条約上の限界=独連銀総裁

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、欧州中央銀行(ECB)は 責務と法的権限の範囲内でのみ大規模な資産買い入れを 行うべきとの見解を示した。CNBCのインタビューで、ECBの量的緩和策による 国債買い入れは欧州連合条約で認めていると思うか との質問に対し、総…

日本、一層明確な成長戦略を=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は10日、 中国がこのほど、人民元の変動幅を拡大したことについて、 国際化に向けた動きとして歓迎する意向を示した。 IMF・世界銀行春季総会に際して語った。同氏は、変動幅の拡大について、 人民元安誘導策とみなし…

ECBはデフレリスク回避のためバランスシート拡大すべき=IMF幹部

国際通貨基金(IMF)のマフムード・プラドハン欧州局次長は10日、 欧州中央銀行(ECB)はデフレリスクを回避するために一段と バランスシートを拡大すべきとしつつ、国債を買い入れる 量的緩和(QE)のみがその手段ではないとの考えを示した。銀行への流動性…

ユーロ圏の景気回復、一様でない=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は10日、 ユーロ圏の景気回復は加盟国間に差があり、 一様でないとの見方を示した。同専務理事はワシントンで行なう講演の原稿で、 「最新の統計では、ユーロ圏経済は総じて、 ゆっくりと回復に向かっていることが示さ…

量的緩和の詳細は未定、民間部門から資産買い入れも=コンスタンシオECB副総裁

コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁は10日、 デフレ回避に向けた量的緩和策の詳細はまだ何も 決定していないが、民間部門からの資産買い入れも 含まれる可能性が高いとの見方を示した。副総裁は記者団に対し、「専門家が検討し、シナリオを 構築してい…

ECBは量的緩和開始の用意、インフレ期待は抑制=ドラギ総裁

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は10日、 低インフレのリスクに対応するために 量的緩和策を開始する用意があるが、 現時点ではインフレ期待がECBの目標に 沿ってしっかり抑制されているとの見方を示した。ワシントンでの国際通貨金融委員会(IMFC)の 会合向…

中国は景気刺激策について非常に慎重になるべき=易綱・人民銀副総裁

中国人民銀行(中央銀行)の易綱・副総裁は10日、 ワシントンで開催された国際通貨基金(IMF)と 世界銀行による会議前の会見で、中国政府と 人民銀は同国の景気刺激策に対し非常に 慎重になるべきだとの見方を示した。副総裁は「あらゆる景気刺激策は、経済…

新興国企業に多額債務リスク、中国は暗黙の政府保証撤回課題=IMF

国際通貨基金(IMF)は9日、国際金融安定性報告書を公表し、 新興市場国の企業が抱える多額債務が同経済に対する リスクとなっており、危機に見舞われた場合、 銀行システム問題に直結しかねないと警告した。借入コストが増大し利益が大きく悪化するといった…

独など欧州、デフレリスク真剣に認識を=米財務長官

ルー米財務長官は9日、米国としてドイツなど 欧州各国に対し、賃金や物価が下がる、 デフレスパイラルに陥るリスクを真剣に 認識するよう求める考えを示した。 CNBCのインタビューで語った。同長官は「デフレリスクは多くの人が懸念している」と述べ、 域内…

G7財務相、ウクライナ情勢など10日協議=関係筋

日米欧7カ国(G7)は10日にワシントンで会議を開き、 世界経済のほか、ウクライナ情勢について協議する。 関係筋が9日、明らかにした。G7財務相は、ワシントンで開かれる20カ国(G20) 財務相・中央銀行総裁会議、国際通貨基金(IMF)・ 世界銀行春季総会に…

米FOMC委員、金利見通しへの市場の過度な反応懸念=議事要旨

米連邦準備理事会(FRB)は9日、3月18〜19日の 連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。FRBが示した金利見通しがより積極的な利上げサイクルを 示唆したことに対して、委員の間で市場が過度に反応しないか 懸念が出ていたことが分かった。FRBが発表…

ECB、銀行資産査定の期限延長の可能性を否定=関係筋

欧州中央銀行(ECB)は、域内銀行から挙がっている、 資産査定の期限延長などの譲歩を求める声を退けた。 関係筋がロイターに対し明らかにした。2人の関係筋によると、ECB担当者は欧州銀行連盟 (EBF)の代表と8日にフランクフルトで協議を行い、 今年の銀行…

ECB銀行監督部門の分離、現在検討せず=ラウテンシュレーガー専務理事

欧州中央委銀行(ECB)のラウテンシュレーガー専務理事は9日、 ECBの銀行監督部門を分離させるとの提案は現在は検討事項と なっていないことを明らかにした。バイトマン独連銀総裁は今週、ECBが11月から担う 欧州の銀行監督一元化について、新設される 「単…

日銀試算の需給ギャップ、昨年10〜12月はリーマン前水準に改善=4月の金融経済月報

日銀が9日に公表した4月の金融経済月報によると、 日銀試算による需給ギャップが昨年10〜12月期に マイナス0.1%と、ゼロ近辺に縮小していたことが 明らかになった。これはリーマン・ショック前の水準まで 回復していることになり、日銀では雇用を 中心とし…

2%目標達成に「確信」、物価上振れの可能性にも言及=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は8日の金融政策決定会合後の 記者会見で「2%の物価目標を達成できると確信する」 と明言し、「現時点で追加緩和を検討している わけではない」と強調した。出口戦略を検討してはいないとしつつ、物価が 上振れした場合の政策変更もあり…

日銀が異次元緩和の継続決定、増税後の景気「基調的には回復」

日銀は8日の金融政策決定会合で、現行の 異次元緩和政策の継続を全員一致で決定した。長期国債や上場投資信託(ETF)などの 資産買い入れも現行計画を維持する。4月1日の消費税率引き上げを踏まえ、 景気の現状判断を「消費税引き上げの 影響による振れを伴…

世界各国中銀の政策協調、恩恵小さい=米セントルイス連銀総裁

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は7日、 世界各国の中央銀行が金融政策を協調させたとしても、 恩恵はほとんど得られないとの考えを示し、 連邦準備理事会(FRB)の金融政策スタンスを擁護した。FRBは景気浮揚に向けゼロ金利政策を 導入すると共に、量…

最近の人民元安、中国の為替政策の転換なら深刻な懸念=米当局者

米財務省当局者は7日、このところの 中国人民元相場の下落が、市場原理に基づく 人民元相場への移行という方針を中国が 転換していることの表れなら「深刻な懸念」 になるとの認識を示した。同当局者は匿名を条件に記者団との電話会議で 「このところの中国…

中小向け融資促進へ適切な証券化リスク設定を=メルシュECB理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は、 中小企業への融資促進に向け、ローン債権証券化の リスクは銀行資本規制上、適切に反映する必要が あるとの見解を示した。同専務理事は、証券化商品の資本上の扱いが 世界的に見直されており、その結果、銀行資本…

ECB当局者、非伝統的措置の実施まで遠いとの認識

複数の欧州中央銀行(ECB)の当局者は7日、 必要であれば大規模な資産買い入れに向け 準備をするが、実施まではまだかなり遠い との認識を示し、まずインフレ見通しに 変化があるかどうかを見極める必要がある との考えを示した。ドラギECB総裁は先週の理事…