ユーロ高に関する関係閣僚の協議実施を期待=仏経済相

フランスのモントブール経済相は、仏レゼコー紙が
ウェブサイト上に16日掲載したインタビューで、
ユーロ高と金融政策について協議するユーロ圏の
閣僚会合が近く実施されることを期待すると述べた。

欧州中央銀行(ECB)に対しては、ユーロの上昇を
抑制するため、次回5月の理事会で非伝統的な政策を
導入するよう促した。

同経済相は「ユーロ高は政治的な問題。
この問題についての欧州関係国による協議の場が
設けられることを期待する」とした上で、「ユーロの
上昇が抑制されるべきで、米連邦準備理事会(FRB)を
手本にした新たな金融政策が必要」と語った。

ECBのドラギ総裁は週末、ユーロ高が進めば、
一段の金融緩和に踏み切るきっかけになる可能性が
あるとの見解を示した。

モントブール経済相は「先週末のドラギ氏発言は
歓迎されるべきで、措置を講じて、通貨ユーロの
相場を押し下げる必要がある」と述べた。

また、「5月初めのECB理事会での決定を
期待している。非伝統的政策で、われわれの
問題は解決される」と付け加えた。