ドイツ、欧州債務危機の解決主導すべき=世銀総裁

世界銀行のゼーリック総裁は英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)への寄稿で、
ドイツはユーロ圏債務危機の解決を主導すべきとの見方を示した。

総裁は「欧州の危機脱却を主導できる国は他にはない」とし、
「ドイツは直ちに方向性を示すべき」と指摘した。

ユーロ圏の財政規律強化に向けてメルケル独首相が推し進めている
新財政協定については、心強い取り組みだが、各国にインセンティブ
支援を提供する計画に広げる必要があるとし、「ぎりぎりになって
仕方なく少しずつ支援するのではなく、ドイツと欧州各国は直ちに
インセンティブを提示すべき」との見解を示した。