日本経済の先行き、当面横ばい圏内の動き=日銀金融経済月報

日銀は25日に公表した1月の金融経済月報で、
2011年10〜12月と2012年1〜3月の生産について
前期比で横ばい圏内の動きを続けるとの見通しを示した。

自動車は海外の在庫復元やタイ洪水による部品調達難からの解消で
増加する見通しだが、海外経済の減速で一般機械や
電子部品・デバイスなどが減少する見通し。

日本経済の現状は、「海外経済の減速や
円高で横ばい圏内の動き」と判断。

先行きは「当面、横ばい圏内の動きを続け」、その後は
新興国・資源国に牽引され」、「震災復興関連の需要が
徐々に顕在化していくことなどから、緩やかな回復経路に
復していく」との従来見解を繰り返した。

国内企業物価は「国際商品市況の動きを反映して、
当面、横ばい圏内で推移する」とした。
前月は「当面、弱含みで推移する」としていた。

金融環境については「社債の残高が概ね前年並み」と指摘。
前月は「社債の残高は前年水準を上回っている」となっていた。