NZ中銀が政策金利を据え置き、ハト派色強める

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は26日、
政策金利のオフィシャル・キャッシュレートを
予想通り2.50%に据え置いた。

中銀は声明で、12月以降、金融市場のセンチメントは幾分改善し、
欧州金融市場の流動性は高まったものの、世界経済は引き続きぜい弱で、
見通しへのリスクが依然存在すると指摘した。

ボラード総裁は「世界経済の先行き不透明感と
緩やかな内需のペースを踏まえると、政策金利
据え置くことが引き続き賢明だ」と表明した。

従来は政策金利を「当面」据え置くことが
賢明だと指摘していた。

総裁は昨年12月、フォワード金利見通しでは
2012年半ばに緩やかな金利上昇が示唆されていると述べていた。

中銀は昨年2月のクライストチャーチ地震を受けて、
3月に50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施。
その後は政策金利を2.50%に据え置いている。