デフレ脱却へ、日銀には適切・果断な金融政策運営を期待=首相

野田佳彦首相は27日午後の衆院本会議で、
デフレ脱却に向け、日銀に対して
「内外経済の動向を踏まえ、政府との
さらなる緊密な情報交換・連携の下、
適切かつ果断な金融政策運営を期待する」と表明した。
みんなの党渡辺喜美代表の質問に答えた。

米連邦準備理事会(FRB)が25日、インフレ目標の導入に
踏み切ったことに関連し、日銀が採用している
中長期的な物価安定の理解を挙げ、「(日銀は)
物価安定が展望できる情勢になったと判断するまで
実質ゼロ金利政策を継続するとの方針を
明らかにしていると承知している」と
日銀の政策に理解を示した。

みんなの党提出の日銀法改正案に対しては
「政府の関与をこれまで以上に強めるもの」とし、
中央銀行の独立性の観点から慎重に考える必要がある」と語った。