ユーロ圏首脳、迅速に行動し防火壁構築すべき=IMF専務理事

国際通貨基金IMF)のラガルド専務理事は28日、
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の
経済見通しに関する討論会で、欧州債務危機に関して、
欧州首脳陣に対して迅速な行動を求めるとともに、
ユーロ圏は金融防火壁を構築すべき、との考えを示した。

専務理事は、IMFはユーロ圏への支援を
拡大する用意があると表明。

その上で、ユーロ圏外の国がIMFへの拠出を拡大する前に、
ユーロ圏各国は救済基金を拡大する必要がある、との見方を示した。

専務理事は「ユーロ圏各国は、(危機の)拡大を防ぎ
ユーロ圏に対する信頼を提供できるような明確で
単純な防火壁を構築することが重要だ。
そうすることで、ユーロ圏の資金需要が
満たされることになる」と語った。