麻生財務相、急激な円高をけん制

麻生財務相は12日午前の閣議後の記者会見で、
11日の海外市場で一時1ドル=110円台を
付けたことなどについて、「かなり荒い値動きが
見られている。緊張感を持って注視し、必要に
応じて適切に対応していく」と述べ、急激な
円高進行をけん制した。

財務相は、安全資産とされる円が買われている
ことに対し、「急激な相場変動は望ましくない。
市場心理は悲観的過ぎる」と懸念を表明。

その上で、今月下旬に中国・上海で開く20カ国・
地域(G20財務相中央銀行総裁会議で「市場の
状況を踏まえた政策協調を検討したい」との考えを示した。