ドイツ経済は第3四半期に勢い失う、消費・雇用は堅調=連銀月報

ドイツ連銀は26日、月報を発表し、ドイツ経済は
第3・四半期、成長の勢いをやや失った、
との見方を示した。

鉱工業生産がこれまでの
高水準から鈍化したことを指摘した。

ただ一方で、消費や雇用は拡大しており、
基調的なトレンドは引き続き、相対的に
見て力強い、としている。

独連銀は、第3・四半期の鉱工業輸出について、
これまでの相対的に高い水準と比べて後退、
受注も振るわなかった、との認識を示した。

しかし、民間消費は力強く、
雇用の伸びは加速しているとも強調。

エネルギー価格下落の恩恵で、
実質的な家計の所得は増加したという。

ドイツ政府は今月、中国など新興国の景気鈍化を
理由に、2015年の経済成長率予想をこれまでの
1.8%から1.7%に引き下げた。