1年以内に6度目の利下げ、中国人民銀景気浮揚目指す
中国人民銀行(中央銀行)は23日、景気支援に向け
政策金利と銀行の預金準備率を引き下げた。
1年以内に6度目の利下げに踏み切った。
預金準備率も再び引き下げ、鈍化が
みられる景気の浮揚を図る。
金融改革を推し進める姿勢を
浮き彫りにした。
次期5カ年計画を示す共産党中央委員会
第5回全体会議(5中全会)開幕を来週に控え、
金融政策を変更した。
1年物貸出金利は0.25%引き下げ4.35%、
1年物預金金利は0.25%引き下げ1.50%とした。
24日から適用する。
銀行の預金準備率は0.50%引き下げた。
大手銀行向けの預金準備率は17.5%となる。
農業・小規模企業に融資する金融機関向けは、
さらに0.50%引き下げた。
人民銀は、国内インフレが抑制され、市場金利も
低下しており、預金金利を自由化する余地があった
と説明。
「次の段階では、金融政策を緩めすぎたり、
引き締めすぎたりせず、安定的な経済成長を
確実なものとしていく」とした。