OECD調査、欧州銀の資本不足は総額840億ユーロ=報道

経済協力開発機構OECD)は、欧州民間銀行の
資本不足は総額840億ユーロ(1150億ドル)
との調査報告をまとめた。
ドイツのビルトシャフツボッヘ誌が伝えた。

不足が最も大きいのは仏クレディ・アグリコル
315億ユーロ、ドイツ銀行が190億ユーロ、
コメルツ銀行が77億ユーロとなっている。

クレディ・アグリコルについて、資本不足が目立つ
上場銀行子会社か、親会社で協同銀行の集合体である
クレディ・アグリコル・グループのどちらを
対象としているかは不明。

欧州中央銀行(ECB)は今年、ストレステストで
銀行の資本不足を算定する。

OECDは算出方法は違うものの、同様の
結果になると考えているという。