ギリシャのユーロ圏加盟「誤り」、救済以外に選択肢なし=サルコジ仏大統領

フランスのサルコジ大統領は27日、テレビのインタビュー番組で、
ギリシャによる財政赤字の「粉飾」で債務危機が表面化したことを念頭に、
同国が「間違った(経済統計の)数字を使ってユーロ圏に加わったわけで、
(加盟を認めたのは)誤りだった」と語った。

その一方で、「ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥れば
(各国に危機が拡散する)ドミノ状態が生じる」と言明。

危機解決に向けた包括戦略の具体策で欧州連合EU
ユーロ圏諸国が合意したことに関し、「合意が成立しなければ、
欧州が大惨事に陥るだけでなく、全世界に影響が
及んだだろう」と述べ、救済以外の選択肢はなかったとの考えを示した。