今週の材料は?

今週も各国で経済指標発表が目白押しです。

欧州首脳会議で、ギリシャの借金棒引き幅について
合意されたことで、あとは実効あるのみということになりました。

経済指標に対する反応は鈍いと思いますが、
悪い指標に対する反応は強いものと思います。

この中、米国ではFOMCが開催されます。

米国経済の鈍さが目立つ中で、
追加緩和観測が高まっていますが、
実際に追加緩和を行うか否かが注目されます。

また、4日には雇用統計が発表されます。

失業率は9.1%と前月と横ばい、
新規雇用者も前月比10万人増と、
前回と同水準が予想されています。

失業率が上昇したり、
新規雇用が減少するようなことになると、
大きな材料になると思います。

一方、ECBも金融政策を発表します。

ギリシャ救済案が首脳会議でまとめられたばかりなので、
ECBが何か動きを起こすことは予想しにくいのですが、
金融引き締めについては緩める可能性があります。

米国では
【31日】
1月のシカゴ購買部協会景気指数(予想59.0、前回60.4)

【11月1日】
10月のISM製造業景況指数(予想52.3、前回51.6)
9月の建設支出(予想前月比0.3%上昇、前回1.4%上昇)

【2日】
10月のADP全国雇用者数(予想10.1万人増、前回9.1万人増)
FOMC政策金利発表

【3日】
10月28日までの週の新規失業保険申請件数(前回40.2万件増)
第3四半期の非農業部門労働生産性(予想前期比2.5%上昇、前回0.7%低下)
第3四半期の単位労働コスト(予想前期比0.4%低下、前回3.3%上昇)
10月のISM非製造業景況指数(予想54.0、前回53.0)
9月の製造業受注指数(予想前月比0.1%低下、前回0.2%低下)

【4日】
10月の失業率(予想9.1%、前回9.1%)
10月の非農業部門雇用者数(予想前月比10.0万人増、前回10.3万人増)

欧州では
【31日】
9月の独小売物価指数(予想前年比1.6%上昇、前回2.2%上昇)
9月の仏生産者物価指数(予想前年比6.0%上昇、前回6.3%上昇)
9月の英消費者信用残高(予想4億ポンドの黒字、前回5億ポンドの黒字)
9月の英マネーサプライM4(前回前年比0.6%減)
10月のユーロ圏消費者物価指数速報(予想前年比2.9%上昇、前回3.0%上昇)
9月のユーロ圏失業率(予想10.0%、前回10.0%)

【11月1日】
9月のスイス実質小売売上高(前回前年比1.9%減)
10月のスイスPMI製造業(前回48.2)
第3四半期の英GDP速報値(予想前期比0.3%増、前回0.1%増)

【2日】
10月の独失業者数(予想1.0万人減、前回2.6万人減)
10月の独失業率(予想6.9%、前回6.9%)
10月の英PMI建設業(前回50.1)

【3日】
10月の英PMIサービス業(予想52.0、前回52.9)
ECB政策金利発表

【4日】
9月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比5.8%上昇、前回5.9%上昇)
9月の独製造業受注(予想前月比横ばい、前回1.4%減)

日本では
【31日】
外国為替平衡操作の実施状況9月29日〜10月27日

【11月1日】
日銀金融政策決定会合議事要旨10月6・7日分

その他では
【11月1日】
豪中銀政策金利発表