2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

NZ中銀が0.25%利上げ、為替・指標次第で追加引き締め

ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)は12日、 政策金利を3.0%から3.25%に引き上げた。その上で、今後の利上げペースは通貨高と 経済指標次第とし、今のところそれらは 着実かつ緩やかな引き締めを示している と指摘した。 利上げは3回連続。ウィー…

米国は「いじめっ子」、TPP交渉めぐりカナダ農相が批判

カナダのリッツ農業・農産食料相は11日、 米国が自由貿易交渉で「学校でのいじめっ子」 のように振舞っているとし、批判を表明した。同時に、環太平洋連携協定(TPP)に比べ、 日本などとの二国間自由貿易協定の方が より期待が持てるとの見解を示した。 ロ…

所得格差克服が究極の試練、米経済の勢い増す=ルー財務長官

ルー米財務長官は11日、米経済は勢いを増しつつあるものの、 賃金と雇用面で進展に欠けているため引き続き失望を 誘っているとの認識を示した。ニューヨーク・エコノミック・クラブで長官は、 数多くの失業者や賃金が伸び悩んでいる人々にとって 「回復の実…

ECB、量的緩和を検討すべき=エストニア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ハンソン・エストニア中銀総裁は11日、ECBは 大規模な資産買い入れを検討すべきであり、 必要な場合に発動できるよう、準備しておくことが 望ましい、と主張した。ECBは先週の理事会において、政策金利を 過去最低水準…

ECB追加緩和、ユーロ危機未解決の表れ=メルケル独首相

ドイツのメルケル首相は11日、欧州中央銀行(ECB)が 先週決定した利下げと資金供給策はユーロ圏の危機が まだ終結していないことを示しているとの認識を 明らかにした。首相は、ECBの決定がドイツの預金者にとって 打撃となり、経済を脅かすという懸念を持…

ECB、「透明性高い」ABS買い入れの可能性=メルシュ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は11日、 ユーロ圏の物価安定という目標を達成するため、 ECBは「シンプルで透明性の高い」資産担保証券 (ABS)を買い入れる可能性があるとの見方を示した。専務理事は「欧州証券化市場の 次の段階」と題して講演。欧…

中国人民銀、金利自由化や預金保険制度に向けた準備を加速=年報

中国人民銀行(中央銀行)は11日、金利自由化や 預金保険制度の創設準備を年内に加速すると明らかにした。人民銀は2013年年報の中で、先を見据えた微調整を伴いつつ、 穏健な金融政策を維持すると強調した。ESMの銀行直接資本注入が年内可能に、ユーロ圏合意…

中国が輸出業者の資金繰り支援へ、低利融資や為替リスク軽減

中国人民銀行(中央銀行)は11日、輸出業者に 対する一連の資金繰り支援策を発表した。低利融資の提供や為替リスクの軽減を通じて 企業のコスト負担を減らし、業績が低迷している 輸出業者を下支える。中国当局は前月にも、輸出業者に対し優遇税制や 信用保…

中国、追加の大型公共事業で安定成長維持へ=国務院

中国国務院(内閣に相当)は11日、高速道路や鉄道網、 水上輸送網の整備など、追加の大型インフラ事業を行い、 経済成長を安定的な水準に保つ方針を示した。週例閣議後、オンライン上の声明で明らかにした。水上輸送網のほか、高速道路や空港、高速鉄道の 整…

日銀が金融機構局・国際局で組織改編、3課体制で金融機関把握

日銀は16日付で金融機構局と国際局の一部で 組織改編を行う。金融機関をモニターする課を 3つの課に分割し実態把握力を強化する。アジア新興国と世界経済の連動が強まる実情を踏まえ、 アジア金融協力センターを発展的に解消・拡充し 国際連携課を新設する。…

米財務省が提案、外国中銀・政府も国債大口保有報告の対象に

米財務省は、国債の大口保有について 外国中銀や政府も対象とすることを提案した。米国は大口のポジション保有による価格操作への 懸念から1996年以降、大口保有者の情報を 収集しているが、外国中銀・政府や国内の 各連邦準備銀行は対象外となっている。財…

世銀が今年の成長見通し2.8%に下方修正、ウクライナ危機などで

世界銀行は10日、今年の世界成長率見通しを 1月時点の3.2%から2.8%に引き下げた。ウクライナ危機や米寒波の影響が、 上半期の成長を抑制したためとしている。世銀は年2回公表する「世界経済見通し」の中で、 ウクライナとロシア間の緊張が世界的に景況感を…

長期の低インフレ、デフレリスク増大の恐れ=メルシュECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのメルシュ専務理事は10日、 極めて低いインフレ率が長期化すれば、ユーロ圏のインフレ期待を 低下させ、デフレリスクを増大させる恐れがあるとの見解を示した。専務理事は会議で「(インフレ)見通しに対するリスクは、 …

EUは財政規制の簡素化必要、債務GDP比重視を=IMF

国際通貨基金(IMF)のモガダム欧州局長は10日、 欧州連合(EU)は財政ルールを簡素化する必要が あると指摘、債務の対国内総生産(GDP)比率を 重視すべきとの考えを示した。 経済会議で講演した。2010年ごろから本格化したソブリン債危機を背景に、 ユーロ…

ECB、活用できる手段まだ残っている=フィンランド中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの リーカネン・フィンランド中銀総裁は10日、 ECBには必要な場合に活用できるツールが まだある、と強調した。フィンランド中銀が四半期ごとに 開く会見で述べた。ECBに残されたツールに関する質問に対して 「まだ終わり…

ECB、一連の緩和措置で新境地開く=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は、ECBが先週決定した 追加緩和パッケージは、インフレ見通しに応じて 利下げを行う余地がいかに小さいかを物語っている との認識を示した。 独紙ベルゼン・ツァイトゥングが伝えた。ECBは先週の…

中国人民銀、政策調整の度合いと頻度高める方針=新華社

中国人民銀行(中央銀行)は、農村部や 小規模企業への支援を強化するため、 政策調整の度合いや頻度を高める方針だ。 人民銀当局者の話として、新華社が伝えた。人民銀は、中国全体で十分な流動性がある との見方を改めて示し、今後、小規模企業向けの 流動…

利上げ開始時期予想、前倒しの可能性=米セントルイス連銀総裁

米セントルイス地区連銀ブラード総裁は9日、 米失業率の低下や心強い内容となっている他の 経済指標を受け、利上げ開始時期に関する自身の 予想を前倒しする可能性があるとの見解を示した。ブラード総裁は講演後、記者団に対し、 セントルイス地区連銀が5月…

米FRB、償還する保有証券の割合明示すべき=ボストン連銀総裁

ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は9日、 連邦準備理事会(FRB)は巨額のポートフォリオを 予測可能かつ透明性の高いやり方で縮小することにより、 円滑な金融引き締めを後押しすることができるとの考えを 示した。また利上げやバランスシートの縮小を…

銀行取締役の義務拡大、金融システム安全強化に有効=タルーロFRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は9日、 金融機関の取締役に対し、義務の一環として 規制面での目標達成に責任を負わせることは 金融システムの安全性をより確実にするのに 役立つとの見解を示した。 講演原稿で明らかにした。銀行取締役の義務拡大は…

英利上げ時期近づく、夏秋の指標重要=マカファーティー政策委員

イングランド銀行(中央銀行)金融政策委員会の マカファーティー委員は9日、英中銀は利上げ実施に 近づいており、夏から秋にかけての指標が具体的な 利上げ時期を決定する上で重要な役割を果たす との認識を示した。委員はLBCラジオとのインタビューで「英…

インフレ低下、ユーロ圏のデフレリスク高める=仏中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ノワイエ仏中銀総裁は9日、低水準の インフレ率及びインフレ率の低下は、 デフレ発生リスクを高め、景気回復を 脅かす恐れがあるとし、欧州が抱える 主要な短期的問題との見解を示した。ノワイエ総裁は当地での会合で「…

中国地方政府、今年最大の債務返済圧力直面で「危機」も=高官

中国財政省の王保安・次官は、中国の地方政府が 抱えるおよそ3兆ドルの債務について、 その約5分の1が年内に返済期限を迎えることを 指摘、今年は最大の債務返済圧力に直面する、と述べた。その上で、「危機」に発展する可能性についても警告した。4月18日の…

中国人民銀、一部銀行の預金準備率50bp引き下げ、実体経済支援

中国人民銀行(中央銀行)は、農業部門や中小企業へ 多く融資を行う一部銀行に対して、預金準備率を 50ベーシスポイント(bp)引き下げる方針を発表した。 16日から適用する。経済活動を下支えするために、より多くの 銀行資金を融資に回す狙いがある。人民…

物価のプラス幅拡大とともに、人々の物価予想も高まる=岩田日銀副総裁

日銀の岩田規久男副総裁は9日午後、 参議院決算委員会に出席し、量的・質的緩和策は 所期の効果を発揮しているとの認識を示した。消費者物価指数の前年比はプラス幅を拡大しており、 人々の予想物価上昇率も高まっていくとの見通しを 示した。 平木大作(公…

ユーロ圏の金利、米英と長期間かい離へ=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は7日、 ユーロ圏の金利が今後長期間、米英の金利と かい離するとの見通しを示した。 仏ラジオ局フランス・アンテルに述べた。ECBは5日に追加利下げを決定。 同理事はECBの政策金利は長期にわたって 現行水準付近で推移…

材料は出尽くした?

今週の為替相場は、大きな材料が出尽くした後で、 今後の方向を探る動きが強まる可能性があります。米国では、雇用統計が堅調な推移を見せて、 FRBが超緩和策の小刻みな解消を行っていることを 確認することが出来ました。このままいけば、年内にも米FRBは、…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。ECBが追加緩和を行ったことや、 米雇用統計が発表されるなど、 大きな材料は出尽くした雰囲気があります。とは言え、各国の経済の行方が 気掛かりとなっており、思わぬ数字が 出ると、市場に反応を与える可能性…

世界経済は3%成長、米緩和縮小や中国金融市場などリスク=内閣府

内閣府は7日、世界経済の現状や見通しを 分析した報告書「世界の潮流」をまとめ、 今年の世界経済は米国の回復や欧州の持ち直しで 3%程度成長するとの見通しを示した。一方で、米国の金融緩和縮小や欧州のデフレ懸念、 一部の新興国経済やウクライナ情勢が…

米格付けを「AA+/A─1+」で確認、見通しは安定的=S&P

格付け会社S&Pは6日、米国の格付けを 「AA+/A─1+」に据え置いたと発表した。米国の裾野が広く、底堅い経済や多岐にわたる 経済政策の柔軟性を格付け据え置きの理由に挙げた。 見通しも安定的を維持した。同時に、二極化する政策決定環境に加え、 高水準の…