米上院、フィッシャー氏のFRB副議長指名を承認

米上院は12日、スタンレー・フィッシャー
イスラエル中銀総裁の連邦準備理事会(FRB
副議長指名を承認した。

上院はラエル・ブレイナード前財務次官のFRB理事指名、
ジェローム・パウエルFRB理事の再指名も合わせて承認。

来週17、18日の米連邦公開市場委員会
FOMC)に3人がそろって出席する。

今回の指名承認で、オバマ大統領のFRB
金融政策に対する向こう数年間の影響力が
強固になった。

現在のFRB理事5人はすべてオバマ大統領の
指名を受けており、任期は最短が2020年、
最長が2028年。

理事が任期を全うするとは限らないが、
大統領はさらに2人を指名することが可能。

フィッシャー氏とブレイナード氏は経済危機後の
対応として中銀は大胆な行動が必要との見解を
示しており、金融政策面で緩和維持を唱える
イエレン議長に同調する見通し。