日銀貸出支援4兆9368億円を供給、貸出枠拡充後で初

日銀は18日、金融機関の貸出増加を支援する
資金供給の第5弾として、金融機関に4兆9368億円を
20日付で60金融機関に供給すると発表した。

1回の貸付額としては過去最多となった。

この資金供給制度は、金融緩和の効果を広く
波及させるため、四半期ごとに貸出残高を増やした
金融機関に対し、日銀が年0.1%の低利資金を
貸し出す仕組み。

これまでは金融機関の貸出純増分を貸し出していたが、
今年2月の金融政策決定会合で貸出純増分の2倍までを
年0.1%の固定金利で4年間貸し出すよう微修正が決定され、
今回が修正後初の資金供給となった。

貸出支援制度が始まった昨年6月の第1弾からの
累計残高は6月20日時点で13兆3472億円に達する見込み。

内訳は大手金融機関7先に9兆4962億円、
地域金融機関107先に3兆8510億円。