英利上げ時期見極め、今後数カ月の経済指標が重要=マカファーティー中銀政策委員

イングランド銀行中央銀行)金融政策委員会の
マカファーティー委員は19日、今後数カ月の
経済指標が利上げ時期を決定する上で重大な
影響を及ぼすとの見方を示した。

委員は講演で、「政策の正常化を開始する適切な
時期については、初夏にかけて景気の勢いが
増したことから、判断材料がさらに拮抗している」
と指摘。

「これまで以上に、今後数カ月のデータにわれわれの
金融政策の決定が大きく左右されることになる」とした。

委員が10日前にラジオとのインタビューで
表明した見解に沿っている。

マカファーティー氏はまた、低い生産性は、規制強化や
北海油田の埋蔵量の長期的減少といった、景気が
回復しても改善しない要因に大いに関係している
ようだとの見解を示した。

「ぜい弱性は部分的に根強く存在し
続けるかもしれない」とした。

金利について委員は、急速に
上昇することを望まないと強調。

利上げを先送りしないことで急速な金利上昇を
防げると指摘し、「これがあまり長くためらわない
理由」だとした。

「可能な限り、金利の上昇が緩やなペースで
実施されることが非常に重要」と述べた。