一部の国で不動産市場が過熱=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は23日、
ECBの研究会議で講演し、低金利を背景に一部の国で
不動産市場などが過熱しているとの認識を示した。

副総裁は、世界経済を支えるための歴史的な低金利
「低すぎるインフレ率」を背景に、投資家の間で
高利回り資産を模索する動きが広がっており、
金融に不均衡が生じる恐れがあると指摘。

「ECBとIMF国際通貨基金)は、不動産など
特定の資産セグメントが一部の国でやや過熱している
ことを金融安定分析で確認した」と指摘。

過去1四半期だけでも、ベルギー、オランダ、
スロベニアエストニアシステミック・リスク
対応するマクロプルーデンス政策を発動したと指摘した。