2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スイス政府が20億フランの経済支援策、通貨高の影響緩和狙う

スイス政府は17日、スイスフラン高による経済への 悪影響緩和に向け、20億スイスフランの支援策を発表した。スイスフラン高抑制のためにスイス国立銀行 (SNB、中央銀行)が必要と判断する あらゆる措置を支持する考えも示した。支援は輸出・観光業界や技術…

第2四半期のユーロ圏GDPは減速、主要国が低迷

欧州連合(EU)統計局が16日発表した第2・四半期の ユーロ圏域内総生産(GDP)伸び率速報値は、 前期比0.2%、前年比1.7%となった。ドイツの景気低迷やフランスのゼロ成長を反映して 伸び率は第1・四半期(前期比0.8%、 前年比2.5%)から大きく減速した。…

フィッチが米国のトリプルA格付け確認、S&Pと見解異なる

格付け会社のフィッチ・レーティングスは16日、 米国の「AAA」格付けを確認した。 格付け見通しは「安定的」。 年末時点で再検討するとも述べた。今月5日にはスタンダード&プアーズ(S&P)が、 米国の長期信用格付けを「AAプラス」に1段階引き下げ、 見通し…

雇用担当の新部門、9月発表の対策に含まれず=米大統領

オバマ米大統領は16日、9月に発表する予定の景気回復促進策には、 雇用を担当する新部門の設立は含まれないと明らかにした。 CNNの番組「ザ・シチュエーション・ルーム」で語った。オバマ大統領は「われわれは議会でもう一度議論する。 それは債務や赤字をコ…

独仏首脳がユーロ圏統合推進で合意、共同債は長期的な選択肢

サルコジ仏大統領とメルケル独首相は16日、パリで首脳会談を行い、 財政赤字の上限設定や年2回の首脳会議開催などを含む ユーロ圏の統合に向けた広範な対策で合意した。ただユーロ圏共同債については、長期的な 選択肢となり得るとの考えを示すにとどめた。…

中国の銀行が企業に提供する海外借り入れ保証枠を削減=国家外為管理局

中国国家外為管理局(SAFE)は16日、 国内企業による海外からの借り入れに対し 銀行が提供できる保証枠を削減すると発表した。 投機資金の流入抑制の一環。ウェブサイトに掲載された声明によると、2011年に 国内銀及び外資系銀が中国企業に提供できる保証額…

利上げ見送り、市場混乱による強い不透明感が主因=豪中銀議事録

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)は16日発表した議事録の中で、 世界の金融市場の混乱によって生じた強い不透明感が国内の企業や 消費者の信頼感に影響を及ぼす恐れがあり、それが今月2日の 政策決定会合で利上げを見送った主な理由となった、と明ら…

債務危機、G20による対応は時期尚早=世銀総裁

世界銀行のゼーリック総裁は16日、豪キャンベラで記者会見し、 欧州と米国の債務危機解決に向けては各国政府が長期的な 債務削減策を講じるべきで、G20(20カ国・地域)による 特別なアクションは時期尚早との考えを示した。その上で、各国が自国の債務危機…

6月の対米証券投資は2カ月連続売り越し、米国債も約2年ぶりの売り越し

米財務省が発表した6月の海外投資家による対米証券投資は 295億ドルの売り越しとなった。 売り越しは2カ月連続。格下げをめぐる不安が広がるなか、米国債は2009年5月以来、 約2年ぶりの売り越しに転じた。売り越し額は45億ドル、 前月は380億ドルの買い越し…

米銀の融資基準、緩和状態続く=FRB四半期調査

米連邦準備理事会(FRB)が融資担当者に行った四半期調査によると、 米銀の融資基準は主要な種類で概ね緩和が継続した。調査では、商業・産業用融資、商業用不動産融資に対する需要が 高まったとの声も聞かれたと指摘。「一方、住宅用不動産融資の一部は、全…

ECBが前週220億ユーロの債券買い入れ 過去最大規模 欧州中央銀行(ECB)が15日発表した証券市場プログラム(SMP)に 関するデータによると、ECBは8月12日までの週に220億ユーロの 債券を買い入れた。これは昨年5月のSMP開始以来、最大規模となる。これまでの…

中国、銀行の自己資本新規制を発表 大手行の比率11.5%=銀監会

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は15日、 新銀行自己資本比率規制「バーゼルⅢ」導入への 取り組みの一環として、国内銀行の 自己資本強化に向けた新規制を発表した。システム上重要な金融機関に対する 最低所要自己資本比率は11.5%に設定される。 その…

4〜6月期GDPは3期連続マイナス成長、震災で輸出落ち込む

内閣府が15日に発表した2011年4〜6月期国民所得統計1次速報によると、 実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス0.3%、年率換算マイナス1.3%と、 3四半期連続のマイナス成長となった。内需寄与度が3期ぶりにプラスとなる一方、 東日本大震災の影響で輸出が大…

米SEC、S&Pの米国格下げ手順をレビュー=関係筋

関係筋によると、米証券取引委員会(SEC)は スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国を 格下げした際、当局が定める手続きを順守したかを見直している。関係筋の1人はSECが行っていることは「見直し(レビュー)であり、 調査ではない」と述べた上で、…

米国は元上昇ペースに不満、バイデン副大統領が訪中時に強調=財務次官

ブレイナード米財務次官(国際問題担当)は15日、 米国は中国人民元の上昇ペースに満足しておらず、 バイデン副大統領が今週の中国訪問の際、 その点を強調することを明らかにした。次官は記者団との電話会議で、人民元は引き続き 過小評価されているとしつ…

ユーロ導入国の離脱は認められない=ルクセンブルク中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁は、 欧州単一通貨ユーロ導入国の離脱は 認められないとの見解を示した。15日付の中国の第一財経日報が、メルシュ氏が 北京を訪れていた前週に行ったインタビュー記事を掲載した。メル…

独有力経済団体がユーロ圏共同債発行を支持、政府に圧力

ユーロ圏共同債(ユーロボンド)の発行をめぐり ドイツの有力経済団体幹部が15日、支持を表明する一方で、 同国の政府当局者は反対姿勢を崩していない。独卸売・貿易業連合会(BGA)のベルナー会長は ロイターとのインタビューで、ユーロボンドなしでは、 欧…

市場は新たな危険区域に入りつつある=ゼーリック世銀総裁

世界銀行のゼーリック総裁は14日、欧米主要国の 経済政策指導力に対する市場の信頼が揺らいでおり、 市場は危険区域に入りつつあるとの認識を示した。ゼーリック総裁は、アジア・ソサイエティー開催の夕食会の講演で、 ここ数週間米国と欧州での出来事がひと…

円、主要通貨に対して堅調な動きか

今週の為替市場は、円が主要通貨に対して、 堅調な動きを続けるものと見ています。米国の超緩和策の継続や米経済指標の悪化など、 ドルを巡る弱材料に反応する動きが続くと思います。格付け会社と政府、議会との軋轢が見られるなかで、 格下げを巡るインサイ…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標が目白押しです。大きな問題は、欧州の財政赤字問題であり、 経済指標に対する関心は少ないものと思いますが、 景気の減速が意識される中で、弱い経済指標に対する 反応は強いものと考えています。一方、米国も、経済の減速が気掛かりな…

子どもの甲状腺から放射線検出

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、 福島県内の1000人以上の子どもの甲状腺を調べたところ、 およそ半数から放射性ヨウ素による放射線が 検出されたことが分かりました。専門家は「微量なので、健康に影響が出るとは考えにくいが、 念のため継続的…

米バンカメCEO、財務長官・FRB理事と私的に協議=報道

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)によると、 バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)の ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は10日に、 ガイトナー米財務長官、タルーロ米連邦準備理事会(FRB)理事の それぞれと、私的に協議した。同行の株…

オバマ米大統領、財界トップと市場混乱や経済問題を協議

オバマ米大統領は12日、財界トップと会合を行い、 世界の金融市場の混乱について意見交換した。 ホワイトハウスが明らかにした。ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ウェルズ・ファーゴ、 USバンコープ、ゼロックス、ブラックロック、 シルバーレイク・…

6月の消費者物価指数、基準改定で0.2%低下に下方修正

総務省は12日、8月末に予定されている消費者物価指数(CPI)の 基準改定を控え、新基準で2010年1月から11年6月までの指数を公表した。6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合、コアCPI)の 前年比はマイナス0.2%となり、従来基準のプラス0.4%から 0.…

原発再稼働なければ今冬も電力不足が懸念材料=日銀大阪支店長

日銀の早川英男理事・大阪支店長は12日、日銀大阪支店での定例会見で、 夏場の節電要請が近畿経済に及ぼす影響について「この夏に限って言うと、 経済活動に非常に大きな影響を与えることなく、乗り切れそうだ」との見方を示した。一方で、「検査中の原発の…

米FRB、第2四半期は為替介入せず=NY連銀

米ニューヨーク連銀は11日、第2・四半期に連邦準備理事会(FRB)が 為替介入を実施しなかったことを明らかにした。ニューヨーク連銀によると、ドルは第2・四半期に 対ユーロで2.4%、対円で3.2%下落した。FRBの主要通貨指数に基づくと、ドルの 貿易加重平均…

英銀行の自己資本が十分、市場混乱に対応可能=財務相

オズボーン英財務相は11日、英国の銀行には、現在の市場の混乱を 乗り切るのに十分な自己資本と流動性がある、との見方を明らかにした。 臨時招集された議会で演説した。同相は、英国は厳格な財政緊縮策を 堅持しなければならない、と主張。世界は2008年の金…

スイス中銀副総裁、フラン高抑制でユーロペッグ示唆

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のジョルダン副総裁は、 中銀は為替介入に踏み切ることなく、金融政策の さらなる緩和が可能、との考えを示した。11日付の現地紙ターゲス・アンツァイガーが 同副総裁のインタビュー記事を掲載した。ジョルダン副総裁が、ス…

ECB、債務危機対応でドイツ連銀の反対抑えられない=独連銀首席エコノミスト

ドイツ連銀の首席エコノミスト、トーマス・マイヤー氏は11日、 欧州中央銀行(ECB)は、債務危機対応でドイツ連銀の反対を 抑え続けることはできないとの見方を示した。マイヤー氏はロイターとのインタビューで、ドイツ連銀は ユーロ加盟国で最大の中銀であ…

仏・ベルギー・スペインが金融株の空売り禁止、市場急変に対応

フランス、ベルギー、スペインが、 金融株を対象とする空売り禁止措置を発表した。 このところの市場の急な変動に対応した。欧州証券市場監督局(ESMA)は11日、ベルギーとフランス、 イタリア、スペインが8月12日から空売りを禁止する措置を 発表すると明ら…