米FRB、第2四半期は為替介入せず=NY連銀

米ニューヨーク連銀は11日、第2・四半期に連邦準備理事会(FRB)が
為替介入を実施しなかったことを明らかにした。

ニューヨーク連銀によると、ドルは第2・四半期に
対ユーロで2.4%、対円で3.2%下落した。

FRBの主要通貨指数に基づくと、ドルの
貿易加重平均相場は同期間に2.0%下落した。

ドルの下落は、米国の弱い経済指標や、
金融政策の正常化ペースが
他国よりも遅くなるとの見方が背景。

市場参加者は取引について秩序のある状況との見方を
示しているものの、FRBは、第2・四半期に
外国為替市場のボラティリティが高まったとしている。

ユーロ/ドルの1カ月物予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は、
欧州周辺国の債務問題をめぐる懸念の高まりを背景に
4月上旬から6月下旬の間に4%ポイント上昇した。