2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ムーディーズ、オーストリアの最上級格付け維持

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、 オーストリアの格付けを「AAA(トリプルA)」で維持した。見通しは安定的としたが、引き続き ユーロ圏債務危機が潜在的脅威と指摘した。ムーディーズは声明で「オーストリアのAAA格付けは現在、 …

スイスフラン相場の上限設定、総裁が個人的利益得た事実ない=中銀

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は23日、 ヒルデブラント総裁が9月6日に導入した スイスフランの対ユーロ上限設定によって、 個人的利益を得た事実はないとの調査結果を発表した。発表によると、総裁は今月15日、上限設定により 個人的な恩恵を享受したとの…

欧州支援にIMFを利用すべきでない=シュタルクECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は、 23日付の独ウェルト紙とのインタビューで、欧州は、 中央銀行が政府に資金を提供することを禁じた規則を 回避するために国際通貨基金(IMF)を利用すべきではない との見解を示し、現行の計画は規則違反になる…

ニュージーランドを「Aaa」に据え置き=ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、 ニュージーランドのソブリン格付けを「Aaa」に据え置いた。 見通しは「安定的」。ムーディーズは、声明で「ニュージーランドのAaa格付けは、 力強い経済や、制度と国家財政の健全性、イベントリ…

米FRB、スワップ協定で総額98.9億ドル供給=NY連銀

米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀が 22日発表したデータによると、FRBは通貨スワップ協定に基づき、 12月21日までの1週間に外国中央銀行に対して 98億9000万ドルを供給した。このうち51億2000万ドルは欧州中央銀行(ECB)向け、 期間は7日で金…

第3四半期の米GDP確報値は前期比年率1.8%増に下方修正、医療支出が減少

米商務省が22日発表した第3・四半期国内総生産(GDP)確報値は 年率換算で前期比1.8%増となり、改定値の同2.0%増から下方修正された。医療支出が大きく減少したことが響いた。医療健康支出は22億ドルの減少となり、 GDP伸び率を約0.1%ポイント押し下げた…

中国家計のインフレ予想が後退、銀行は金融緩和を予測=人民銀調査

中国人民銀行(中央銀行)が2万世帯を対象に実施し、 22日公表した家計調査によると、来年第1・四半期の 中国の消費者物価上昇率が今年第4・四半期を上回るとの回答は 36.8%にとどまり、前回調査の49.6%から低下した。また銀行業界を対象にした別の調査に…

1〜3月の生産、横ばい圏内の動き継続へ=12月の日銀金融経済月報

日銀が22日公表した12月の金融経済月報では、 1〜3月の生産について、全体では横ばい圏内の動きを 続けるとの見通しを示した。輸出についても、当面は 横ばい圏内の動きを続けるとした。海外経済は、当面は欧米中心に減速が続くとしたが、 その後は新興国に…

ECB、必要なら量的緩和や国債購入拡大も=スマギ専務理事

ビーニ・スマギ欧州中央銀行(ECB)専務理事は22日、 デフレリスクが顕在化した場合には、ECBは米英型の 量的緩和策を実施できるとし、必要であれば国債買い入れを 拡大することも可能との見解を示した。専務理事は、フィナンシャル・タイムズ(FT)紙とのイ…

欧州金融システムを取り巻く危険性、依然高まっている=ESBR

欧州システミックリスク理事会(ESBR)は22日、 欧州の金融システムが直面する危機は引き続き深刻化しているとし、 欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の能力強化と本格稼動を 急ぐ必要があるとの考えを示した。ESBRは声明で、ユーロ圏債券市場の問題と欧州…

日米欧、金融緩和が成長力に結びつきにくい課題に直面=日銀総裁

白川方明日銀総裁は22日、都内で開かれた日本経済団体連合会の 評議員会であいさつし、日本経済の低迷の原因はグローバリゼーションと 高齢化への対応の遅れと指摘。デフレは金融緩和のみでは解決できず実質成長率の引き上げが重要とし、 「高齢化のフロント…

「日本再生の基本戦略」、政府は日銀と一体で安定的物価上昇目指す

政府は22日、国家戦略会議(議長:野田佳彦首相)を開き、 中長期的な政策指針となる「日本再生の基本戦略──危機の克服と フロンティアへの挑戦」をまとめた。円高・デフレを当面の重要課題と認識し、「日本銀行と一体となって 速やかに安定的な物価上昇を実…

米国の人口増加率は0.92%、70年ぶり低水準に

米国勢調査局は21日、2011年7月1日時点の米国の人口は 約3億1160万人で、2010年4月1日時点からは 約280万人増加したと発表した。増加率は0.92%となり、 1940年代半ば以来の低い伸びとなった。15カ月間で最も人口が増えた州はテキサス州(52万9000人増)で、…

米通貨監督庁(OCC)が21日公表したリポートから、 2011年第3・四半期に新たに差し押さえられた物件数が 前期比21%超増加したことが明らかになった。前年末に始まった一部大手銀行の住宅差し押さえ手続きの 見直しが完了し、差し押さえが活発化した。 前年…

ECB3年物オペは予想上回る4891億ユーロ、市場の歓迎持続せず

欧州中央銀行(ECB)は期間3年の流動性供給オペを実施し、 523金融機関に総額4891億9100万ユーロを供給した。 市場予想は3100億ユーロだった。供給額が市場の予想を大幅に上回ったことを受けて、 信用収縮は避けられるとの期待感が広がったものの、 ユーロ圏…

フィッチが米財政に再警告、債務負担増は「トリプルAに整合せず」

格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、 米国財政に関する最新見通しを公表し、 すでに高水準にある債務負担の増加に 歯止めがかかっていないことは、同国の 「トリプルA」格付けと整合しない との見解を改めて示した。ただ、2013年より前に格下げの是…

フランスが格下げなら一部仏銀も格下げの可能性=フィッチ

格付け会社のフィッチ・レーティングスは21日、 フランスのソブリン信用格付けが引き下げられた場合、 ソシエテ・ジェネラルとBPCEグループの格付けも 引き下げられる可能性があるとの見解を示した。公的支援に依存する可能性を理由に挙げている。フィッチは…

中国商務省、イランからの鉄鉱石輸入で国内企業に注意喚起

中国商務省は21日、国内企業に対し、商業面でのリスクがあるとして、 イランからの鉄鉱石輸入には慎重に期すよう求めた。商務省は声明で、質の劣る品の輸出、引き渡しの拒否、 契約以下の量の引き渡しなどにより、中国企業に被害が出ていると指摘。「鉄鉱石…

中国、朝鮮半島の安定維持に向け日本と協力していく方針示す

中国の楊潔チ外相は、北朝鮮の金正日総書記死去を受けた アジア近隣国との会談で、日本の玄葉光一郎外相に対し、 朝鮮半島の安定を維持することは地域全体の利益になる との認識を示した。新華社の報道によると、楊外相は20日夜 「朝鮮半島の平和と安定の維…

11月の貿易収支は2カ月連続で赤字、世界経済減速やタイ洪水で

財務省が21日に発表した11月貿易統計速報によると、 貿易収支(原数値)は6847億円の赤字となった。欧州債務危機による世界経済の減速やタイの洪水被害による影響で 輸出が伸び悩み、2カ月連続で赤字となった。 11月としては過去最大の赤字幅。単月の貿易赤…

海外投資家が日本国債を積極購入、7〜9月は発行分の7割占める=2011年7〜9月期資金循環統

日銀が21日公表した2011年7〜9月期資金循環統計によると、 7〜9月期に発行された国債等12兆8396億円の約7割に当たる 8兆9414億円を海外投資家が買い越したことが明らかになった。同時期の国内金融機関の買い越し額の2倍以上で、 欧州債務・金融危機への警戒…

景気「緩やかに持ち直し」、2カ月連続で基調判断維持=12月の月例報告

政府は21日に発表した12月の月例経済報告で、 景気は「東日本大震災の影響により依然として 厳しい状況にあるなかで、緩やかに持ち直している」とし、 2カ月連続で基調判断を据え置いた。一方で、東日本大震災で寸断されたサプライチェーンの復旧に伴う 景気…

政府が経済見通し下方修正へ、2011年度マイナス0.1%・2012年度プラス2.2%

政府は21日、2011年度の実質国内総生産(GDP)成長率を マイナス0.1%、2012年度をプラス2.2%へ下方修正する方針を固めた。欧州財政危機で世界経済全般の減速感が強まる一方、 歴史的な円高が長期化して輸出が伸び悩んだことなどを受け、 8月時点で示した見…

金総書記死去、現時点で影響見極め難しい=日銀総裁

白川方明総裁は21日の金融政策決定会合後の記者会見で、 北朝鮮の金正日総書記の死去について「経済金融面への 影響については現時点では見極めることが難しい」と指摘した。その上で「総書記死亡の報が伝わった19日はアジアの株価や 通貨が下落する動きが見…

景気は事実上の踊り場入り、海外減速・円高など影響=日銀会合

日銀は20〜21日に開いた金融政策決定会合で、 海外経済の減速や円高などを背景に日本経済は 持ち直しの動きが一服、当面は横ばい圏内の動きになるとし、 事実上の踊り場に入ったとの認識を示した。ただ、その後は「緩やかな回復経路に復していくと 考えられ…

財政健全化で信認得られるようにしたい=日本国債格下げで官房長官

藤村修官房長官は21日午後の記者会見で、R&Iが 日本国債の格付けを引き下げたことについて、 財政健全化を着実に推進し、信認が得られるように したいとの見解を示した。藤村官房長官は、民間会社の格付けにコメントは 控えるとしながらも、基本的なスタンス…

R&Iが日本ソブリンをAAAからAA+に格下げ、国内格付け機関で初

格付投資情報センター(R&I)は21日、 日本の外貨建て・自国通貨建て発行体格付けを AAAからAA+に引き下げると発表した。格付けの方向性は安定的とし、格付けの見直しに 入っていることを示すレーティング・モニターを解除する。日本国債の格下げは、 国内…

福島第1原発1〜4号機の廃炉、30〜40年後目標=政府が工程表

政府は21日、東京電力福島第1原子力発電所1〜4号機の 廃炉終了までに今後30〜40年を目標とすることなど、 中長期の工程表を発表した。枝野幸男経済産業相は記者会見で「可能な限り 具体的な計画を織り込んだ」と説明したが、 費用の見積もりは示されなかった…

シンクタンク3社が2012年の独成長率予想を下方修正

ドイツの主要シンクタンク3社が20日、同国の2012年の 国内総生産(GDP)の予想を下方修正した。このうち、IMKはリセッション (景気後退)入りを予測している。10月の時点では前年比成長率を0.7%増と見込んでいたIMKだが、 周辺国の緊縮財政プログラムの影…

ドル供給年末越えオペに90億3500万ドル応札、前回比倍増

日銀が20日に実施した年末越えの米ドル資金供給オペ (公開市場操作、最少単位100万ドル)に90億3500万ドルの 応札があり全額を落札した。期間は12月22日〜1月6日、 オペの貸付利率は0.58%。世界的にドル調達市場の緊張が続く中、 日銀が13日実施した3カ月…