2012-11-09から1日間の記事一覧

材料出尽くしで、相対評価の円買いも

今週の為替相場は、米大統領選挙という、 大きな材料が出尽くした感が 強まるものと思います。米大統領選挙の結果は、 オバマ大統領と再選になり、 為替相場への対応も これまでと変わらない動きが 続くと思います。米国の経済にとって、ドルが上昇すること…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。大きな材料は出尽くしましたが、各国の足元経済の 行方を見極める上で、経済指標は注目されます。米国では 【13日】 10月の月次財政収支(予想1250億ドルの赤字、前回750億ドルの黒字)【14日】 10月の生産者物価…

経済対策は特定企業の支援ではない=前原経財相

前原誠司経済財政担当相は9日午前の閣議後会見で、 政府の経済対策は特定業種や企業の支援策ではないとして、 企業再生は自助努力で行われるべきとの考えを示した。同時に、日銀が金融緩和策の一環として実施している リスク資産購入は「かなり慎重」だと述…

経常収支動向を注視、解散時期「コメントすべきでない」=城島財務相

城島光力財務相は9日、閣議後の会見で、8日に発表された 9月の季節調整済み経常収支が31年ぶりに赤字に 転落したことに関連して「先行きは内外経済情勢・ 為替動向・原油価格などに左右されるため確たることは 言えないが、経常収支の今後の動向は注視してい…

弱い経済指標に驚いていない、金融政策スタンス変更なし=カナダ中銀

カナダ銀行(中央銀行)のカーニー総裁は8日、 最新の経済指標が弱さは予想されていたもので、 利上げが必要になるとの中銀の見解が変わることは ないと述べた。カナダは欧州や米国より早く世界的な景気後退 (リセッション)の影響を払拭し、中銀は利上げの…

米「財政の崖」、回避できない可能性高まりつつある=S&P

格付け会社S&Pは8日、米国で年明けに減税失効と 歳出削減が重なる「財政の崖」をめぐり、回避できない 可能性が高まりつつあるとの見方を示した。ただし、おそらくは政治的妥協が 図られる公算だとしている。S&Pのアナリストは政治のこう着によって財政の崖…

米富裕層への増税、経済成長に大きな悪影響与えない=議会予算局

米議会予算局(CBO)は8日、富裕層の税率を引き上げても、 それ以外の人々に対する減税を延長すれば、2013年の経済成長に 大きな悪影響は与えない、との見方を示した。CBOは、議会が「財政の崖」に対処するため取り得る 様々な選択肢が米経済に与える影響を…

英国民の49%がEU離脱を望む、残留支持は28%=世論調査

調査会社ユーゴブの世論調査によると、欧州連合(EU)残留の 是非を問う国民投票が行われた場合、約半分の国民が 残留に反対票を投じると答えた。調査では、49%がEU離脱に投票すると回答。 残留を選ぶとの回答は28%だった。 17%が未定、残りは投票しない…

英中銀、政策金利・資産買い入れ枠を据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は8日、 政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。資産買い入れプログラムの規模も 3750億ポンドに据え置いた。英国では第3・四半期にリセッション(景気後退)からの脱却が 急速に進むと同時に、新たなぜい弱性の兆しも出て…

スイス中銀はフラン上限防衛、外準運用は影響に配慮=理事

スイス国立銀行(中央銀行、SNB)のツアブリュック理事は8日、 スイスフランの対ユーロ相場上限の防衛に向けた強い決意を 表明するとともに、外貨準備の運用は市場を阻害しない形で 行う考えを示した。スイス中銀は昨年、ユーロ圏債務危機を受けて 安全資産…

フランスとベルギー、デクシアに55億ユーロの追加資本注入

フランスとベルギー政府は、経営難に陥って救済した 経緯のあるデクシアに対し、多大な損失計上により 55億ユーロ(70億ドル)の追加資本注入を行うことで合意した。ベルギーが53%分の29億2000万ユーロ、フランスが 残りの25億9000万ユーロを投じる。両国政…

独コメルツ銀、EURIBORめぐる内部監視を強化

ドイツの銀行大手コメルツバンクは8日、 欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の算出・公表業務をめぐり、 内部監視を強化したことを明らかにした。同行のマルティン・ブレッシング最高経営責任者(CEO)は 記者会見で、内部のEURIBOR設定委員会に金利を報告すると…

ECBが追加利下げに含み、ドラギ総裁「経済の弱さ続く」

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は8日の 理事会後に開いた記者会見で、金融市場の改善にも関わらず、 年末に向けてユーロ圏経済が改善する兆しは見られない との認識を示し、今後数カ月以内の利下げの可能性に含みを残した。理事会では主要政策金利であるリ…

中国共産党大会が開幕、胡主席「汚職は厳罰に」政治改革に決意

中国共産党の第18回党大会が8日、 北京の人民大会堂で開幕した。胡錦濤国家主席は政治報告で、汚職が党の崩壊や 国家の衰退を引き起こす可能性があると述べ、 政治改革を実施する方針を表明した。今回の党大会は、社会不安や汚職、貧富の差への 国民の不満が…