2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米国では年内の利上げは間違いない との見方が広がる中で、足元の経済指標の 内容に関心が集まるものと思われます。欧州でも経済指標の動向に注目が集まっています。ただ、ギリシャを巡る支援の動向が 大きな関心…

ギリシャの銀行からの預金流出額、18日は10億ユーロ以上に=関係筋

複数の関係筋によると、ギリシャの銀行からの 預金流出額は、18日だけでも10億ユーロ以上に 達した。ギリシャと債権団の支援めぐる協議が 先週決裂してから預金の引き出しは 加速しており、15〜18日の引き出しは、 約30億ユーロ(33億9000万ドル)となった。…

ギリシャ問題は進展の望みある、改革実行が重要=独政府報道官

ドイツのザイベルト首席政府報道官は19日、 前日のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)で ギリシャ支援をめぐる合意が成立しなかったことに 対し遺憾の意を示す一方、ドイツ政府は問題が 飛躍的に進展する望みをまだ捨てていないと表明した。ザイベルト報…

ドイツはギリシャと「最後まで」交渉する意向=アルトマイヤー官房長官

ドイツのアルトマイヤー官房長官は19日、同国の ラジオ局に対し、ドイツ政府はギリシャ政府と 「最後まで」交渉する意向だと語った。ただ、ギリシャは改革を実行する 準備をする必要がある、とも述べた。同官房長官は、ギリシャ政府と国際債権団が 債務危機…

ギリシャ、決裂回避で欧州委を当てにすべきでない=ユンケル委員長

欧州委員会のユンケル委員長は、ギリシャのチプラス首相に 対し支援協議の決裂回避を自分に頼らないで欲しいと釘を 差したことを明らかにした。20日に発行予定の独誌シュピーゲルが報じた。同誌によるとユンケル委員長は「チプラス首相には何度も、 交渉決裂…

どんどん円高・円安になればよいものでない=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は19日の金融決定会合後の会見で、 10日の国会での為替発言が円安けん制ではない との立場を強調したものの、「どんどん円高や 円安になればよいものでない」とも指摘し、 「急激な変動は望ましくない」との見解を 改めて示した。また、円…

日銀、金融政策を据え置き=決定会合は来年から年8回に削減

日銀は18〜19日の金融政策決定会合で、 年間80兆円の国債買い入れを柱とする 「量的・質的緩和(QQE)」政策の現状維持を 賛成多数(木内登英委員が反対)で決めた。年14回の決定会合を2016年1月から 年8回に減らすなど政策運営を見直した。記者会見で黒田東…

米FRB、超過準備の金利変更を即日実施へ=金融調節を強化

米連邦準備理事会(FRB)は18日、銀行の 超過準備預金金利の変更について、決定次第直ちに 適用する方式に変更すると発表した。7月23日から新方式に移行する。現行では金利の変更を決定した場合、 2週間の積み期間の最後から適用される。FRBはフェデラルファ…

ユーロ圏経済の回復続く、潜在成長率はなお低迷=ECB月報

欧州中央銀行(ECB)は18日、月報を公表し、 ユーロ圏経済の回復は続くが、潜在成長率が 上向く見込みはなお低い、との見方を示した。ECBは、ユーロ圏経済の将来性についての 見通しがさえないことが、欧州株に影響している 可能性があると指摘した。欧州株…

ノルウェー中銀、政策金利を1%に引き下げ、秋にも再利下げ

ノルウェー中央銀行は、政策金利を0.25% ポイント引き下げ過去最低の1%とした。石油価格の影響で景気が弱含むなか、 秋にも再度引き下げる可能性があるとした。中銀は3月、景気鈍化と失業率上昇で年央までに 利下げすることはほぼ確実との見通しを示してい…

ギリシャへのやみくもな年金削減要求は危機を悪化させる=チプラス首相

ギリシャのチプラス首相は18日、独紙ターゲスシュピーゲルに寄稿し、 ギリシャに対する「やみくもな」年金削減要求はすでに危機的な ギリシャの財政状況を悪化させる、との見解を示した。国際債権団はギリシャへの支援継続の 条件として年金改革を求めている…

ギリシャと債権団の合意はまだ可能=メルケル独首相

ドイツのメルケル首相は18日、ギリシャが 欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、 欧州中央銀行(ECB)と合意に達することは まだ可能だとの考えを示した。首相は議会で行った演説で、ドイツはギリシャを ユーロ圏に残留させることに注力していると指摘。ま…

資産買い入れプログラムは順調、効果出ている=ECB報告書

欧州中央銀行(ECB)は18日、今年4回目の 経済報告書(旧月報)を公表し、国債などの 資産買い入れプログラムは「順調に進んでおり、 前向きな効果が表れている」と述べた。ECBは、インフレ率を2%を小幅下回る水準で 維持するとの目標に向け、1兆ユーロ(1…

米FOMC声明「経済は緩やかに拡大」、年内利上げの公算強まる

米連邦準備理事会(FRB)は17日公表した 連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、米経済は 厳冬の影響から緩やかに持ち直しており、年内利上げに 耐えるほど力強い公算が大きいとの認識を示した。ただイエレン議長は会見で、労働市場の 回復程度に一定の懸念を示…

英中銀、利上げはまだ幾分先=フォーブス委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会 (MPC)のフォーブス委員は17日、英中銀は 失業率の低下ペースが鈍化すると見込んでおり、 利上げが必要になるまでにはまだ幾分時間が かかるとの見解を示した。ロンドンでの講演後、質問に答えた。賃金の伸び…

英中銀政策委、6月の全会一致で据え置き=金利は国内インフレ次第

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が公表した 6月の金融政策委員会の議事録によると、 政策金利0.50%の据え置きは、9委員の 全会一致で決定した。ただ前回と同様2委員が「微妙なバランス」での 決定との見方を示した。委員らからは、他国での利上げが始…

ECB、交渉決裂ならギリシャを支援できず=ワイトマン独連銀総裁

ワイトマン独連銀総裁は17日、ギリシャと債権団の 政治交渉が決定的に決裂した場合、欧州中央銀行 (ECB)はギリシャに金融支援を行うことは できないと明言した。複数の欧州紙とのインタビューで述べた。対ギリシャ支援協議がこう着し、資金枯渇が迫るなか…

支援協議、合意できなければEU離脱へ=ギリシャ中銀

ギリシャ中央銀行は17日、政府と債権団が 支援協議で合意に至らなければ、同国は債務不履行 (デフォルト)へ「つらい道のり」を進むことを 余儀なくされ、最終的にはユーロ圏と欧州連合 (EU)を離脱することになるだろうとの見方を示した。中銀はさらに、…

世界経済の全リスクを引き続き警戒=英財務相

オズボーン英財務相は16日、政府は世界経済における 全てのリスクを引き続き警戒していくとの意向を示した。5月の消費者物価指数(CPI)が プラスに転じたことを受けて声明を出した。同相はCPIのプラス転換は良いニュースであり、 景気回復の勢いがますます…

スイス政府、経済成長予測を下方修正=ギリシャ情勢のリスク指摘

スイス政府は、今年と来年の経済成長率を下方修正した。スイスフランの上限撤廃を受けたフラン高が背景。ギリシャが債権団と合意できなければ、 スイスフラン相場に影響が出る可能性が あるとしている。市場では、ギリシャ情勢の先行き不透明感を背景に、 ス…

ギリシャの提案、合意には不十分との印象=オーストリア財務相

オーストリアのシェリング財務相は「現時点では どちらかというと、ギリシャからの提案は支援協議で 合意するためには不十分だという印象だ」と述べ、 悲観的な見方を示した。シェリング財務相は閣僚会議の前に記者らに対し、 ギリシャからの提案は18日のユ…

ギリシャ中道政党、債権団との合意を首相に求める

ギリシャの中道政党ポタミのテオドラキス党首は16日、 チプラス首相との会談で、国際債権団との合意を 求めたことを明らかにした。ユーロ圏残留につながる合意であれば、ポタミとして 議会で支持する用意があるとも述べた。会談後に記者団に明らかにした。同…

実現可能な合意が重要、債務再編で債権団に差=ギリシャ首相

ギリシャのチプラス首相は、債権団との実現可能な 長期的合意を目指しているが、債務再編をめぐり 暗礁に乗り上げているとの見解を示した。中道政党ポタミ党首との会談で首相は「実現可能な 合意が必須だ。悪循環を断ち切り、6カ月後には 現在の状況に戻るよ…

ユーロ圏銀行処理機関、ギリシャ当局と「緊密に連絡」

ユーロ圏の銀行処理機関である単一破綻処理委員会 (SRB)のケーニッヒ委員長は、ギリシャの銀行は 困難な状況にあるとし、同国の規制当局と緊密に 連絡をとっていると述べた。欧州議会での発言。SRBは2016年1月から、ユーロ圏内の150程度の 大手金融機関が…

日本の好調な経済指標、信用評価上ポジティブ=ムーディーズ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、 16日付リポートで、日本で最近発表された 好調な経済指標は、信用評価上ポジティブな 要因になると指摘した。6月8日に発表された2015年1〜3月期実質国内総生産 (GDP)2次速報は、年率換算でプラス3.9%と1次速…

「円安望んでいないと言ってない」、黒田日銀総裁が為替発言釈明

日銀の黒田東彦総裁は16日午前の参議院財政金融委員会で、 10日の衆院財務金融委員会において実質実効為替レートが 「ここからさらに円安はありそうにない」と発言した 趣旨について釈明した。「名目ベースで円安を望んでいない、円安にならないと 言ったわ…

英金融規制当局者、EU離脱の影響をさほど重視せず=WSJ

英金融行動監視機構(FCA)のウィートリー長官は、 英国が欧州連合(EU)を離脱し、いわゆる「Brexit (ブレグジット」が現実となった場合も、同国の 金融サービス業にはほとんど影響がないとの見方を示した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに述べた…

ギリシャ協議、国民の約3分の2が譲歩必要と認識=世論調査

ギリシャ支援交渉が暗礁に乗り上げるなか、 ギリシャ国民の約3分の2がチプラス政権が 債権団との交渉で譲歩する必要があると 考えていることが15日、 世論調査で明らかになった。メガテレビの委託でGPOが実施した同調査では、 67.8%が交渉における譲歩の大…

ギリシャ預金流出加速、15日は4億ユーロ=銀行筋

ギリシャ国内銀行からの預金流出が止まらない。銀行筋によると、15日の流出額は約4億ユーロ (4億4900万ドル)に達した。ギリシャと債権団の支援協議が14日、物別れに 終わったことが、預金流出に拍車をかけた格好だ。1日当たりの流出額は最近数週間、 2億〜…

ギリシャ銀への支援、支払い能力・担保ある限り継続=ECB総裁

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は15日、ギリシャの 銀行に対する緊急流動性支援(ELA)について、 支払い能力があり十分な担保を持つ限り続ける考えを示した。欧州議会で証言を行った。一方で「ギリシャ政府が市場から資金調達できない場合、 財政ファイナン…