2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

VW北米次期トップ辞任、独誌「不正に管理職30人関与」

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が構造改革の 一環として、約3週間前に北米部門トップに指名した ベテラン幹部が、北米事業をめぐる見解の相違を理由に 14日退社、排ガス不正スキャンダルからの立て直しを 図る同社グループの大きな痛手となっている。…

独政府、今年の成長率見通し下方修正、国内の個人消費は堅調

ドイツ政府は14日、2015年の国内総生産(GDP) 伸び率見通しを1.7%とし、4月に示した1.8%から 若干引き下げた。中国やその他新興国の成長鈍化を理由に挙げた。2016年のGDP伸び率は1.8%の 見通しとして、前回予想を据え置いた。ガブリエル経済相は「ドイツ…

EU首脳、ユーロ圏改革めぐる協議を12月に延期

欧州連合(EU)の首脳は、ユーロ圏の将来像に ついての具体的な協議を12月まで延期する。ドイツとフランスとの見解の相違やより緊急の 移民問題への対処が理由だという。複数の当局者が明らかにした。EU首脳は15日にブリュッセルで開催される会談で、 欧州経…

独環境・建設相、VW排ガス問題受け規制や試験強化呼び掛け

ドイツのヘンドリクス環境・建設相は、自動車大手 フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題に 関連して、規制や試験の強化を呼び掛けた。南ドイツ新聞が14日付で報じた。記事によると、ヘンドリクス環境相は政策方針書で、 排ガス規制は「ディーゼル車…

生産悪化加わり「一部に弱さ」、前月から下方修正=10月の月例経済報告

政府は10月の月例経済報告で、国内景気の総括判断を 「このところ一部に弱さもみられるが、緩やかな回復基調が 続いている」とした。前月に比べて、生産が「弱含んでいる」 ことなどを反映して下方修正した。景気の基調については「緩やかな 回復」との認識…

米FRB公定歩合、8連銀が引き上げ提案

米連邦準備理事会(FRB)が13日公表した 公定歩合会合に関する議事録で、9月の会合で 8地区連銀が引き上げを提案していたことがわかった。 7月と8月の会合ではクリーブランド、ダラス、 フィラデルフィア、 カンザスシティー、 リッチモンド地区連銀が引き上…

年内利上げ適切でない、インフレ加速の証拠待つべき=タルーロ米FRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は、 年内利上げは適切ではなく、FRBはインフレ加速の 具体的な証拠を待つべきだとの考えを示した。CNBCとのインタビューで述べた。理事は年内利上げの可能性について問われ、 「米経済の先行きに関する私の予想を踏ま…

インフレ率、下振れリスク大きい=ブリハ英中銀新委員

英中銀金融政策委員会のガーティヤン・ブリハ新委員は13日、 国内インフレ率は目標を上回るリスクよりも下回るリスクの ほうが大きいと指摘、近い将来、利上げを支持する可能性が 低いことを示唆した。9月の就任後初めて公式見解を示した同委員は議会で「ど…

EUのディーゼル車試験、厳格過ぎればメーカー撤退=欧州業界団体

欧州自動車工業会(ACEA)は12日、ドイツの 自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス 不正問題の影響で、欧州が排ガス試験を性急かつ 過度に厳格化すると、ディーゼル車の価格が 高くなり過ぎ、自動車メーカーは販売停止に 追い込まれかねないと警告した…

低金利に慣れるべきではない、いずれ上昇必要=ショイブレ独財務相

ドイツのショイブレ財務相は13日、年金受給者などの 生活が困難になっているとして、現在の低金利環境に 不満を表明した。その上で、金利は比較的早い時期に上昇する 必要がある、との認識を明らかにした。財務相はエンジニアリング業界の会合で 「低金利を…

ECBのギリシャ銀審査、ユーロ圏銀行よりも高い資本要件設定か

関係筋によると、欧州中央銀行(ECB)は、 ギリシャの大手銀行を対象とした健全性審査 (ストレステスト)で、ユーロ圏全体の銀行を 対象に実施した昨年の同審査よりも、高い 資本比率の達成を求める構えだ。ECBは現在、ギリシャの4大銀行である ナショナル…

新興国低迷がインフレ基調損なうとの判断、時期尚早=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は、 新興国市場の低迷などのマイナス要因が ユーロ圏の長期インフレ基調を損なうと 判断するには時期尚早との見方を示した。同理事は、新興国の成長鈍化、ユーロ高、 コモディティー価格下落を主因に、ユーロ圏の イ…

新興国減速の長期化警戒、輸出・投資下押しリスク=日銀議事要旨

日銀が13日に公表した9月14〜15日の 金融政策決定会合の議事要旨によると、 引き続き中国をはじめとした新興国経済減速の 日本経済への影響について、活発な議論が 展開されていたことがわかった。新興国経済の減速長期化への警戒感が示されたほか、 輸出低…

米FRB、世界的リスク後退まで利上げ見送りを=ブレイナード理事

米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は12日、 世界経済の減速や中国での混乱など国際リスクが米経済の 足かせとならないことが明確になるまでFRBは利上げを 見送るべきとの考えを示した。理事は講演用原稿で、現在の米経済見通しは 良好であるものの…

年内の米利上げ、見通しであってコミットではない=フィッシャーFRB副議長

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は 年内の利上げについて、依然として可能性があるとした上で 「(これは)見通しであってコミットメント(約束) ではない」と指摘した。ペルーで開催された国際通貨基金(IMF)年次総会の 合間に「利上げ開始…

レンジ圏でのもみ合いを継続か

今週の為替相場は、レンジ圏での もみ合いを継続か。米国の利上げについて、否定的な見方が FOMC議事録で明らかになりました。市場では、市場が想定しているよりも、 FRBは慎重な姿勢を示しているとの見方が 出ています。市場では、9月に利上げが実施されな…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。各国の経済の状況が気掛かりです。中国経済の鈍化が各国経済にどのような 影響を与えているのか、足元の経済指標を 見極めてみたいと思います。米国では 【14日】 9月の小売売上高(予想前月比0.2%増、前回0.2…

世界景気リスク増大、中国なお成長に寄与=オズボーン英財務相

英国のオズボーン財務相は9日、世界景気リスクが 増大しており、自国も影響を受けるとの認識を表明した。ただ、中国経済については楽観的な見方を示した。同氏はIMF年次総会で「米英のほか、インドなどの 一部新興国経済に幾分明るさが見られるものの、 全般…

新興国の弱含み、ドイツ経済見通しへのリスク=ショイブレ財務相

ショイブレ独財務相は、政府として今年、及び 来年の国内実質成長率を1.8%と見込んでいるとし、 新興国経済の弱含みが見通しへのリスクと なっているとの認識を示した。財務相は国際通貨基金(IMF)会合向けの声明で 「現在の新興国経済の減速がドイツ経済…

G20、為替政策のコミットメント順守すべき=米財務長官

ルー米財務長官は9日、20カ国・地域(G20)が 為替政策へのコミットメントを順守する必要性を 強調した。ルー長官は、ペルーのリマで開かれている 国際通貨基金(IMF)、世界銀行の年次総会の合間に、 韓国の崔ギョン煥(チェ・ギョンファン) 経済副首相兼…

日本経済、向こう数四半期にわたり緩やかに回復=麻生財務相

麻生太郎財務相は9日、日本経済は向こう 数四半期にわたり緩やかに回復していく との見方を示した。同財務相は、4〜6月の国内総生産(GDP)が マイナス成長となったことについて、悪天候などの 一時要因より個人消費が抑制されたためと指摘。アベノミクスで…

ギリシャ債務問題、返済猶予大幅延長必要=IMF幹部

国際通貨基金(IMF)のトムセン欧州局長は、 ギリシャ公的債務問題は改革を行うだけでは 解決できず、欧州の債権者らが返済猶予期間や 償還期間を大幅延長することが必要との認識を 示した。同氏は記者会見で「ギリシャの債務は 非常に持続不能な水準に陥っ…

多国籍企業税逃れ防止、G20財務相が規則採択

20カ国・地域(G20)財務相は、ペルーの首都リマで 開いた会合で多国籍企業の税逃れ防止に向けた一連の 規則を採択した。 G20財務相は、経済協力開発機構(OECD)が 策定した対策を支持することで合意。OECD案は現行の国際ルールの抜け穴を塞ぐもので、 関係…

世界経済への悪影響回避へ最善尽くす=フィッシャー米FRB副議長

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は9日、 米利上げが差し迫る中、世界経済に悪影響をもたらすことが ないよう、FRBは最善を尽くしていると語った。フィッシャー副議長はCNNインターナショナルに対し、 「FRBは金利や市場における不必要なボラテ…

中国東北部はゼロ成長の可能性、減速激しい=稲葉・元日銀理事

元日銀理事の稲葉延雄・リコー取締役兼リコー 経済社会研究所所長は9日都内で講演し、 中国経済について「北京周辺や東北部の成長率は ゼロ%との見方があり、減速が激しくなっている」 と指摘し、現地に進出している日系企業は 「決済不履行が起こらないか…

短期市場で資金調達が拡大、付利との裁定や円転需要で=日銀調査

日銀が9日公表した金融市場調節の対象先や 短期金融市場の主要な参加者を対象にした アンケート調査によると、日銀当座預金の 超過準備に対する現行0.1%の付利金利を 目安とした裁定取引や、外貨から円に転換する 円転需要などを背景に、短期市場での資金調…

英利上げ時期、米FRBに左右されず=カーニー中銀総裁

イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は、 英利上げ時期について、必ずしも米連邦準備理事会 (FRB)の利上げを待つことはないとの認識を示した。国際通貨基金(IMF)年次会合のセミナーで述べた。総裁は「FRBの利上げのタイミングが英中銀の 利上げ時…

新興国経済の減速、日本の景気や輸出に影響=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は8日、新興国経済の 減速が日本の景気や輸出に影響していることは 確かとの認識を示した。ただ、日本の消費は底堅く、設備投資も強いとし、 日本経済が緩やかな回復を続けているという メインシナリオは変わらないと強調した。中国経済に…

世界経済と市場の動向を注視、リスク検証へ=日中韓財務相会合

日本と中国、韓国の財務相と中央銀行総裁は8日、 リマ(ペルー)で会談し、世界経済の成長が予想を 下回っている状況や市場動向を注視し、アジア経済への 影響とリスクを検証することで合意した。会合後に出された声明では「各国は国内及び地域の 経済成長を…

各中銀に失敗余地なし、世界は「平凡な」成長環境に=IMF会合

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事、 イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁、 ブラジルのレビ財務相は8日、IMFが開いた パネルディスカッション会合に出席した。この中で、世界的に低成長となるなか、各中央銀行には 失敗できる余地がほとんどない…