日印貿易、2014年までに250億ドルに達する見通し=印商工相

インド訪問中の野田佳彦首相は、
日印の経済関係強化を呼びかけた。

一方、インドのシャルマ商工相は、両国間の貿易が
2014年までに目標の250億ドルを達成するとの見通しを示した。

2010年の日印の貿易額は150億ドルで、
同年に3000億ドルを突破した日中貿易に
比べれば5%以下にとどまっている。

日本とインドは良好な外交関係にあるが、
野田首相は今回のインド訪問で、金融分野における
インドとの関係強化を目指している。

日印はドル資金のスワップ協定について協議の最終段階にあり、
野田首相のインド滞在中に発表される可能性がある。

協定で合意すれば、今年アジアで最悪のパフォーマンスとなった
ルピー相場を下支える効果が期待される。

シャルマ商工相はまた、日本からの支援でインドが
建設を手掛けているプロジェクト
「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」について、
最低投資額は1000億ドル超になると語った。