ECBの債券買い入れ拡大に反対=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるバイトマン独連銀総裁は、
ECBによる債券買い入れの拡大に反対する考えを示す一方、
ECBが先週のオペで銀行に5000億ユーロ近い長期資金を
供給したことは異例だが必要な措置だった、と指摘した。
週刊誌「シュテルン」とのインタビューで語った。

イトマン総裁は「債務を抱えた国への資金供給は
中央銀行の仕事ではない」と述べ、欧州債務危機の収束に向け
ECBが大きな役割を担うことに反対する考えを改めて表明。

「困難な状況にあるという理由だけで
法を破ることはできない」と語った。

また、ECBが21日に実施した初の3年物オペで
4890億ユーロの資金を供給したことについて、
実体経済への資本フローを維持することに
寄与した」との認識を示した。