米証券取引委、S&Pの格付け手続きを調査=報道

ウォールストリート・ジャーナル紙によると、
米証券取引委員会(SEC)は、格付け会社S&Pが、
2011年7月に商業用不動産ローン担保証券(CMBS)の
格付けを撤回した経緯を調査している。

SECの調査を受けた従業員の話として報じた。

問題となっているのは、ゴールドマン・サックス・グループと
シティグループが新規に発行したCMBS(15億ドル)の格付け。

SECは、S&Pが過去のCMBSと比較して、
新規のCMBSの格付けに甘い基準を適用した
事実がなかったか調査している。

S&Pの不正行為などは指摘されていないという。

SECとS&Pのコメントは得られていない。