米カリフォルニア州南部の都市、群発地震で非常事態宣言

カリフォルニア州南部のブローリーが、
断続的に地震が発生する群発地震
続いているため、非常事態宣言を発令した。
同市のジョージ・ナバ市長が29日明らかにした。

耐震対策が進む同州の都市が、地震による
非常事態宣言を発令するのはまれ。

ナバ市長は、今回の群発地震は数日間続いており、
損害額も数百万ドルに上っていることなどから、
特殊なケースだと説明した。

米地質調査所(USGS)によると、地震は25日に始まり、
翌26日にはマグニチュード(M)5.5の地震が発生した。

29日にも揺れが観測され、地質学者らは
これまでに計数百回の地震があったとしている。

今回の群発地震で人口2万5000人のブローリーでは、
トレーラーハウス19台が避難したほか、食肉処理工場が
地震による被害が出たため閉鎖した。

また、一時的に停電も発生し1万人に影響、
送水管にも被害が出たという。

USGS地震学者は今週初め、今回の群発地震
大規模な地震が発生する兆候ではないとの見方を示している。