次期FRB議長の有力候補サマーズ氏、量的緩和の効果に否定的=報道
フィナンシャル・タイムズ紙は25日、米連邦準備理事会
(FRB)の次期議長候補として有力視されるローレンス・
サマーズ氏が、量的緩和の効果に否定的な見解を示したと伝えた。
同氏がFRB議長となった場合、金融政策が
大幅に変更される可能性が高まったという。
FTは、ドロブニー・グローバルが開催する会合での
発言要旨の中で、サマーズ氏が量的緩和策は多くが
想定するほど実体経済の押し上げに効果を発揮していない
との見方を示したと伝えた。
2009〜2010年にオバマ大統領の筆頭経済顧問だった
サマーズ氏が公の場で金融政策について言及することはまれで、
市場は現時点でのサマーズ氏の見解に関する手掛かりを
得られる機会がほとんどないため、量的緩和に対して
明らかにタカ派的なスタンスを示したことが動揺を
誘うかもしれない、としている。