英国民の利上げ予想が後退、2008年11月以来最低に=中銀調査

英中銀の四半期調査によると、1年以内に利上げが
あると予想する国民の比率が2008年11月以降で
最低の水準に低下した。

中銀のカーニー新総裁は先月、失業率が7%に
低下するまで利上げはしないとの考えを表明しており、
中銀の新政策の効果が出ていることが浮き彫りとなった。

総裁は、失業率が7%に低下するまで
3年かかるとの見方を示している。

金融市場では、早ければ12月にも利上げがある
との見方が浮上しているが、中銀の調査によると、
今後1年以内の利上げを予想する国民の比率は
8月時点で29%と、5月時点の34%から低下し、
金融危機がピークに達した後としては最低の水準となった。