米財務長官、日本の内需拡大に向け「3本目の矢」の重要性強調

ルー米財務長官と麻生太郎副総理兼財務相は22日、
20カ国・地域(G20財務相中央銀行総裁会議
先立ち会談した。

財務省が発表した声明によると、両相は日米
及び世界にとって両国の力強く持続可能な成長が
重要との点を再確認、ルー長官は、日本が内需拡大
ため「3本目の矢」として構造改革を実行することの
重要性を強調した。

声明は、米国経済の力強い成長は日本に
とって好ましいことであり、同様に力強い
日本経済は米国にとって望ましい、とした上で、
ルー長官は、日本が内需主導の景気回復を維持・
加速させる努力を続けていることを
高く評価している、とした。

また、両国の景気拡大や雇用創出につながる
環太平洋経済連携協定(TPP)の高水準な
妥結に向けて協力していくことの重要性も確認した。

両相はまた、力強い持続的成長に整合的な
中期的な財政政策の重要性についても合意した。

G7及びG20声明の
コミットメントの重要性も再確認した。

さらにルー長官は、イラン核開発問題の
平和的解決を目指す上で日本が引き続き
重要な役割を果たすことに感謝の意を表した。