欧州健全性審査のシナリオ、一部銀行に厳しい内容=独金融監督庁

ドイツ連邦金融サービス監督庁(Bafin)の
ケーニヒ長官は20日欧州中央銀行(ECB)などが
ユーロ圏の銀行ストレステスト(健全性審査)に向け
策定しているストレスシナリオが、一部の国内銀行に
とり非常に厳しいものになるとの見解を示した。

ただ、ECBによる資産の質審査(AQR)に
ついては、対象となるドイツ24行において
意外な結果を導くことはないとの見方も示した。

長官は会見で、ストレステストの標準シナリオが
悪い結果をもたらす見込みはないとした上で、
「逆境のストレスシナリオが一部銀行にとって
非常に厳しいものになる可能性は否定できない」
と語った。