英中銀、政策金利と資産買入枠を据え置き=回復支援を継続

イングランド銀行(英中銀)は5日、
予想通り政策金利を0.5%に据え置いた。

景気は力強く、住宅価格も大幅上昇しているが、
金利を過去最低水準に据え置き、回復支援を優先する。
資産買い入れ枠も3750億ポンドに据え置いた。
声明の発表はなかった。

カーニー総裁は前月、今年3%を越える成長が
見込まれるものの、利上げ開始を急がない考えを
示している。

英中銀は、現在の失業者の水準を踏まえると
インフレを押し上げることなく回復が継続すると予想。

前月公表した見通しでは、向こう約1年で
緩やかな利上げに着手することが2%の
インフレ目標に整合することが示されている。

過熱気味の住宅市場に関し、中銀は利上げで
対応することに否定的な考えを示しており、
今月にも住宅ローン融資の追加抑制措置などを
講じるとみられている。