ドイツ連邦銀行(中央銀行)は18日公表の月報で、
年末までのユーロ圏の経済成長は当初予想より
鈍化するとの見解を示した。
ウクライナなどでの紛争が企業信頼感に
悪影響を及ぼしているという。
独連銀は金融や不動産市場の過熱化や、
政府が経済改革を行うインセンティブが
最小化されるリスクについて警告。
「第2・四半期の景気停滞を受け、ユーロ圏経済の回復は、
春頃アナリストらが予想した速度では進まない公算が高い」
との見通しを提示した。
要因については「ウクライナをめぐる東欧での
情勢緊迫化など、世界で起きている紛争による
企業信頼感への圧力が拡大している」と述べた。